皆様こんにちは。
早速ですが、タイトル通り『 24-CBR400R(8BL-NC65)用SS-OVAL【LONG(ロング)】タイプスリップオン 』を弊社H.Pの製品ページに反映しました。
SS-OVALショートタイプ及びラウンドタイプに関しましては本日からリリースとなりますが、SS-OVALロングタイプスリップオンに関しましては「7月10日(木)リリース」と正式に決定しました。
※製品ページのリンクを貼っておきます。
特徴としてはSS-OVALショートは低音を効かせつつも耳疲れしないジェントルなサウンドに仕立てていますが、SS-OVALロングはサイレンサーシェルが「285mm→333mm」と消音容量が増えたメリットを最大限活かせるべく、サイレンサーエンドは大口径インナーピースを採用。
これにより更に重低音を効かせた音質は、アクセルブリッピング時に存在感のあるサウンドを感じて頂けると同時に消音容量の増加により、無理なく消音効果を発揮出来る事でいわゆる爆音系ではなく、ストレート構造独特のワイルドでレーシーな雰囲気を感じながらも心地の良いサウンドに仕上がっていると思います。
ベンチテストでずっと使い続けてるサイレンサーなので少し疲れた感がありますが、右がショートタイプのマフラーエンドピースで左がロングタイプのエンドピースになります。
明らかにエンドピースの差が見て取れると思います。
屋外での画像です。上がショートタイプで下がロングタイプです。
先に誤解のない様に書いておくと、CBR400Rは歴代凄くエンジンがまとまってというか上品で綺麗な音質で、エンジンは進化を続けていますがその上品な音質はNC65エンジンにも引き継がれています。
それを前提として簡単に書きますが、ストレート構造を採用するサイレンサーに関して、サイレンサー長が短い(消音容量が少ない)場合にエンドピースを大きくした場合において、例えばツイン独特の破裂音やアクセルを戻した際のアフターファイヤーが大きく出たりといった症状が出易かったりします。
逆にサイレンサーが長い(容量が大きい)場合、より重低音を効かせたサウンドにしつつ音量や破裂音の抑制がし易いといったメリットがあり、インナーパイプ長やパイプ径の組み合わせ次第で音量&音質のコントロール・調整が容易になるといった事が可能です。
今回SS-OVALロングタイプもストレート構造ですが、十分過ぎる容量のメリットを活かし、更には見た目迫力のあるエンドピースですが、これまでのノウハウから一工夫したインナーピースを採用し破裂音の抑制や程好いワイルド感を演出しています。
音量こそショートとロングでは1dB差となっていますが、音圧は明らかにロングタイプの方が感じて頂けるといった風に、ショートとロングそれぞれユーザーの皆様のお好みで選択頂けたらと思ってます。あっ、ラウンドタイプも宜しくです笑
個人的には純正マフラーの音質も好きなんでアレですが(笑)、ホンダのパラツインエンジンは本当に上品で綺麗なサウンドを奏でてくれるので、ここは是非、ストレート構造サイレンサーとの相性の良さを感じて頂く為にも弊社スリップオンのサウンドを楽しんで頂けましたらマフラー開発者として嬉しい限りです。
性能面に関してですが、エンドピースが大口径化されたといってSS-OVALロングタイプが一番といった事は無いです。今はそんな単純な理屈でパワーが上がったりとかしませんので念の為。
過去の開発ブログを見て頂けると分かる通り、パワーグラフに関してはどのタイプに関しても低速域から高速域に至るまでノーマルを下回る事無く綺麗なパワーカーブを描いていますが、基本的には純正のパワーカーブを上乗せした感じなので、どれ位の方に感じて頂けるか分かりませんが、しっかりベンチテストを行い、専用のセンターパイプを製作してまで仕上げておりますので自信を持っておススメ出来る商品になっています。
という事で最後になりましたが、既に各販社様・卸商社様にも新製品リリース告知しましたので、近く製品情報が反映されると思います。
ご予約頂く場合、バイクショップ様を含む各販売店様でご予約頂けたらと思いますので宜しくお願い致します。
それでは6月も残すところ実質3日、2025年も半分を過ぎようとしていますが引き続き頑張って参りたいと思います。
本日はこの辺りで失礼致します。