皆様こんにちは。
本日は3月10日という事で3月も早や中盤戦に入りました。
今月は来週の大阪モーターサイクルショーに始まり、東京・名古屋とモーターサイクルショーが開催されますが、3月に入り受注も一気に加速して…と思っていましたがちょっと減速気味。。。思った様にはいきませんね(笑)
さて来週開幕の大阪モーターサイクルショーですが、相変わらず行くのか行かないのか迷っていましたが、再来週の東京モーターサイクルショーは仕事の打ち合わせが入った事もあり、金曜土曜の2日間、会場に入る事になりましたので今年の大阪は行かない事にしました。(名古屋は取引先のお誘いもありまだ迷っていますけど)
そして各地モーターサイクルショーが終わった頃。。。
2024-CBR400R(8BL-NC65)が納車予定となっています。
2024-CBR400Rはそれまでの車両型式(8BL-NC56)→(8BL-NC65)、エンジン型式もNC56E→NC65Eと、型式変更されており現在販売中の(2BK-NC56・8BL-NC56)用スリップオンの装着は法律上取り付け不可となっているんですよね。
昨年の今頃は、合計6車両の開発・リリースに追われていた事もあり、CBR400Rまで手が回らない状況で開発タイミングを逃しており、気になっていた事から今年最初の開発車両に決定しました。
外観や機能はともかくスペック的には旧型式と全く同じ。。。排ガス新規制に合わせてECUのソフトや純正マフラーの仕様に変更があるのだと思いますが、何が変わって何が変わっていないのか、そのあたりも含めてベンチテストで検証していこうと思っています。
基本的には旧型式用のスリップオンがそのまま装着出来そうには見えますが、2023-CBR250RRのときと同様にパワーカーブに大きな変更が見られる場合は、スリップオンと言えども安易に共通化せず、必要に応じて専用設計にする事も考えていますので、リクエストを頂いている皆様におかれては先走って旧型式用スリップオンのご購入等は控えて下さい(笑)
CBR250RRの開発ブログで書いたかも?ですが、この時は単純に1馬力上がっただけでなく、良くも悪くもパワーカーブが大きく違っていたんですよね。。。なので2023-CBR250RRではサイレンサー内部構造を変更して2023-CBR250RR専用商品としてリリースしています。
今回のCBR400Rもエンジンスペック自体は全く同じではありますが、ベンチテストで検証してみないと現時点では何ともいえないと思っています。
もちろん実走フィーリングも確かめていきたいところですが、まぁ安易に共通化みたいな手抜きをせず(笑)、こういった時に活躍する為のシャーシダイナモでもありますからしっかり検証してみます。
それと前回、次世代触媒に関して書きましたがそれを検証していくのはこの車両です。
このDAX125も昨年にマイナーチェンジされた車両になります。
ほんとバランスが良く格好いいですね。。。個人的にUPタイプ(見た目)は純正一拓です、はい(笑)
こちらも車両・エンジン型式が変わりましたが、排ガス浄化するには厳しい空冷エンジンになりますので、マフラー内部構造はもちろん、エンジンフィーリング(走行フィーリング)も旧型式とは異なるのではないかと現時点で考えています。
前型式のDAX125は逆輸入車と国内仕様車の走行フィーリングも全然違ったりと、スペックは同じながら興味深い結果となっていましたので、今回もシャーシダイナモ上のみならず、しっかり街乗りしながらマフラーの仕様を整えていこうと思っています。
というのも既にJMCA認証試験を受けた複数の他社さんからの情報になりますが、弊社の場合、黄丸の部分に触媒を内蔵しており、この位置では全く以って排ガス試験をクリア出来ないとの事。。。
おそらくこの位置ぐらいに触媒が無いと排ガス基準値をクリア出来ないみたいです。
そうなると当然ベンチテストが必須作業ですし、走行フィーリングに関しても検証していく上で場合によっては管長等も変更する必要性も考えられます。
いずれにしてもDAX125に関しては専用設計で開発のやり直しとなりますので、次世代触媒の検証も含めじっくり取り組んでいけたらと思っています。
因みにDAX125は先に開発終了したBEAMSさんから譲り受けましたので近々弊社に車両が入って来る予定です。
このあと実車はモータ-サイクルショーで確認する事となりますが、新型YZF-R25も控えており、これからのバイクシーズンに向けていよいよ弊社も動き出そうと思います。
それでは今週も頑張って参りましょう。