皆様こんにちは。
先日までレーシングワールド本店さんでサウンドチェック等で頑張って働いてくれていたジクサーSF250が弊社に戻って参りました。
ノーマルマフラーの重さを実際に持って体感して貰ったり、SS-OVALフルエキゾーストのサウンドを生で体感して頂く事が目的でしたが、レーシングワールド本店さんに足を運んでくれた皆様、ありがとうございました。
また、展示車両にはバトルステップも装着されていて、そのスポーティーなポジションはレプリカタイプのジクサーSF250には絶妙のポジショニングで㈱ダックスコーポレーション開発の浜ちゃん渾身の作品です。
※ ブラックアルマイト仕様(品番0-45-WK3212)が車体のマッチングが良くて個人的には好みですね。
因みにWR'Sブランドのマフラーは弊社で製造開発、バトルステップは㈱ダックスコーポレーションさんが製造開発してるんですが、皆さん知っている様で知らないというか、別に隠している訳でもないのですが(笑)、WR'Sブランドがスタートした時から互いに協力し合ってWR'Sブランドを育てて現在に至ります。
最近の新しいショップスタッフさんは特に知らない方も多く、電話でバトルステップの問い合わせ時に「バトルステップは㈱ダックスコーポレーションさんがされているので、そちらにお願いしますね!」って伝えると、何か秘密ごとを知ったかの様な勘違いされる場合もありますが(笑)、もう一度言います。隠してませんから(笑) ※業界の人はほぼ皆さん知っていますが。
話が逸れたので戻しますが、ジクサーSF250はレプリカモデルとしては他車レプリカモデルよりハンドル位置が高めではあるものの、ステップ位置はネイキッドモデルのジクサー250と共通な事も相まって、中途半端なポジショニングというか、「足は低くて手は遠い」といったポジションになっています。
ネイキッドモデルのジクサー250にも乗りましたが、おそらくこちらのポジションが本来のポジションだろうと思いますね。
なのでレプリカモデルであるジクサーSF250のポジションを改善しようとした時、「ハンドルに合わせたステップ位置にするか、それともステップ位置に合わせたハンドルポジションにするか」って事になります。
ステップ位置を最適化するべく製作されたバトルステップは、『BACK 35mm / UP40mm』を採用。
このステップ位置により、自然に前傾姿勢が取れる様になるので、ノーマルステップ時に比べて腰への負担が減る様になります。(前傾姿勢になるのは間違いない事ですが)
「バックステップに換えた方が姿勢が楽になるって??」と思われる方もいるかと思いますが、バックステップにする事によって必ずしも体に負担を強いる訳でなく、例えばレーシングポジションでサーキットを走行するライダーがピットに戻ってきて、「あ~腰が痛い~」といった事はまず無くて、走行シーンにもよりますが、そのシチュエーションでのポジショニングは大切です。
まぁ、これは少し話(論点)が違うかもしれませんね。。。すみません。
いずれにしてもバイクは腰下(下半身ですね 笑)で乗る乗り物なのでステップ位置は重要ですよね。
このバトルステップ、オススメです。(浜ちゃん、グッジョブです。)
因みに私がジクサーSF250に対して行なったアプローチは、現状(ノーマル)のステップ位置に対してハンドル位置を最適化しようという試みでした。
今やジクサーSF250ユーザーのたくさんの方に愛用頂いているハンドルアップスペーサーです。
以前のマフラー開発ブログでも書いたかも知れませんが、ステップ位置からするところのハンドルポジションが妙に遠くて半日もしないうちに腰と手首が痛くなり、おそらく皆さんもそう感じるポジションでは?と思い、数ミリ単位のスペーサーを試作、テストを経て私の考える最適解として10mmアップをチョイスしました。
発売前に取材があった時、ジャーナリストの方に乗って貰いましたがかなり評判が良くて、ちょうどギックリ腰になった直後であったとの事もあるのですが、スペーサーありと無しの差に「10mmでこんなに違うのか」と感動された事がありました。(あんまり書いても手前味噌なので。。。笑)
そして本日ですが。。。
バイクが帰ってくるこのタイミングを見計らってこんな試作パーツを作っていました。
まずはチェンジ側のステップを外して。。。
そうです。既に発売中のハンドルアップスペーサーを更に快適ポジションを目指してノーマルステップをバック&アップさせるプレートです。
前傾姿勢で理想的なポジションを目指したバトルステップとは違い、ノーマルポジションベースにタウンユースで快適なステップ位置を探ってみようと思っています。
「足は低くて手は遠い」の足の部分の改良です。
チェンジロットの長さも変わってくるのでまずチェンジ側から合わせて行く事にしたいと思います。
それでは今日はこの辺りで。