最近多いワンオフ及びOEM製造のお話。。。その他雑談(画像なしでかなり長文です。) | ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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日々の出来事を中心に現在開発中の製品に関しての情報や、その他バイクに関する情報等を書いていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

皆様こんにちは。

 

9月に入り、はっきりと気候が秋に向かっている事を肌で感じますね。

8月の終わり頃からセミの鳴き声がなくなり、例年以上の早さで夏が終わった感じです。。。

 

さてこのところの急激なバイクブームもあってか、マフラーのワンオフを出来ないかとお問い合わせを頂く事が多くなりました。

またショップさん絡みでオリジナルマフラーを販売したいのでOEM製造出来ませんか?とのお問い合わせも頂く機会が増えています。

 

どんなジャンルでも言える事ですが急激なブーム、急激に燃え上がるとあっという間に灰になり…って感じでブームが一気に醒めるので、実はこの「急激な」というフレーズは業界にとっては良くない響きなのですが、細く長くこのブームが続く事を期待したい今日この頃です。。。

 

さてまず最初にですが、弊社ではワンオフは残念ながら行っておらず、ご期待に沿えなくて申し訳ございません。

またOEM製造も、自社ブランドマフラーの供給でもバックオーダでお待ち頂いているお客様もいらっしゃる中、現状はお断りさせて頂いています。(というか、基本的に全てお断りしております。)

 

JMCAマフラー部会に所属するマフラー会社は、一般公道用のマフラーにおいて製造出来るのは「JMCA認定マフラー」か『JMCA認証マフラー』しか造れない(もしくは造らない)事が規約にあり、当然遵守する義務があります。※レース用はあくまでも純粋にレース用(サーキット走行用)であれば造れます。

 

これはOEM製造の場合においても規約に該当します。

 

その事を依頼されたショップさんに伝えるのですが、たいていの場合、「うちは大丈夫です。JMCA要らないですからお願いします」ってよく言われるのですが(笑)、その時点でOEM製造は出来ない事になります。

 

また、ショップオリジナルでという事で「それではJMCAマフラーでお願いします。」っていう場合においても「はい、そうですか!では!」って事にならず、まずはそのショップさんにJMCAマフラー部会に加入して頂く等、手続きが必要になってきます。

 

※ 入会には所定の審査があります。また所定の審査によりご期待に添えない場合がございます。。ってカード会社の文言みたいですが本当です(笑)

 

ショップさんからしたら、「ウザいし、面倒くさいなぁ。。。」ってなるのも私自身理解出来ますし、「何とかならないの?」という気持ちも理解出来ます。

 

先にも書きました通り、面識のないショップさんには上記説明の前に現状をお話して丁重にお断りさせて頂いておりますが、知り合いのショップや業界友達からの紹介等の場合、「そこを何とか。。。」って言われる事もあり(笑)、なかなか簡単に断らしてくれなかったりします。(結果、お断りするのですが。。。)

 

いずれにしましても、現在はワンオフ及びOEM製造は行っておりませんのでご期待のところ大変申し訳ございませんが、ご理解頂けます様宜しくお願い致します。

 

 

ところで「JMCA認定」と『JMCA認証』の違いは皆さんご存知でしょうか?

 

JMCAに加入のショップ定員さんでもこの事を理解していない人が多く、JMCAマフラー部会として我々の告知不足もあり、不徳の致すところでありますが、簡単に説明してみます。

 

※ これを読んでる出版関係も知らない方が多いので参考にしてみて下さい(笑)

 

「JMCA認定マフラー」とは、JMCA(全国二輪車用品連合会)が団体として独自に認定したマフラーになり、法律で定められた騒音値に対して、JMCAが独自で厳しい基準を設けた認定試験にて合格・認定されたマフラーの事を言います。

 

このJMCA認定試験を合格したマフラーは合法マフラーとして車検にも通りますし、「JMCA認定プレート」はその事を担保するプレートでサイレンサー裏側等に貼り付けられています。

 

一方、『JMCA認証マフラー』は2010年4月より加速走行騒音基準適合が加わり、これまでの団体としての自主的な試験ではなく、公的機関が定めた試験、いわゆる「政府認証試験」を合格したマフラーが『JMCA認証マフラー』となります。

 

試験合格後、「政府認証登録性能等確認書類」を提出・受理されると与えられるのが『JMCA認証プレート』となり、JMCA認証マフラー(合法マフラー)として販売出来る事となります。

因みにこの書類は慣れるとそうでもないですが、かなりの枚数もあり、書類作成にも時間を要しますね。

 

・ JMCA認定マフラー  JMCAが厳しい基準を設けた試験を受験・合格したマフラー

・ JMCA認証マフラー  公的機関で国が定めた試験を受験・合格したマフラー(2010年4月~)

※ 2000年式以降の車両において触媒がある車両に関しては、排ガス試験合格が必須です。

 

という事になります。理解出来ましたでしょうか?

認定とはJMCAが独自に「認定」したマフラーの事で、国が定めた基準を満たし合格したマフラーに与えられるのが『認証』マフラーとなります。

 

今ではバイク乗りなら一度は耳にした事があるであろうJMCAですが、設立の経緯は1980年代後半、空前のバイクブームとともにマフラーの騒音問題や違法改造が世間で注目される様になり、業界としてこれではダメだという事で各メーカーが立ち上がり、設立されてたのが「JMCA(全国二輪車用品連合会)」になります。

 

JMCAという団体が出来た当初、当時加入したマフラーメーカーで私は丁稚奉公的な立場でしたが、当時は有名なメーカーが違法改造で捜査が入るといった事がニュースで流れ、ある意味激動の時代ではありましたね。。。(笑)

 

今では合法マフラーとしてJMCA認定・認証マフラーは認知されていますが、JMCAが設立された当初はJMCA認定マフラーとしての知名度も少なく、車検場でも認知度不足等で苦労した時もありましたが、関係省庁との折衝や連携、各業界団体のご協力等々を積み重ねてきた業界諸先輩方の努力の賜物で今に至っていると考えると、現在携わる者としてはこれを継承していかなくてはと考えたりしますね。

※今でも重鎮の皆様が活躍されていますが、諸先輩方には大変感謝しています。(本当です 笑)

 

私自身は10代の頃、業界に飛び込んだ訳ですが、ごく一部ですがマフラー業界の歴史も見てこれた事は「戦国史」ではないですが、今こうして各メーカーが同じ方向を向いて切磋琢磨してる事に感慨深いものを感じますね(笑)

 

なんせ、群雄割拠の時代でもありましたから(笑)

 

私の肌感覚では1980年代後半は安土桃山時代初期、現在は関が原を経て(笑)、徳川家(JMCA)の下の江戸時代といったところでしょうか?(笑)

あのメーカーがあの武将でこのメーカーがこの武将で。。。というキャスティングまで頭に浮かびます(笑)

 

私達の業界は定年が無いのですが、そろそろ引退ですかね。。。(笑)

 

という事で本日はこの辺りで。