20~CBR250RR フルエキゾースト最終仕様データです。※長文です。 | ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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皆様こんにちは。

 

目先の業務を終えて一旦は落ち着きを取り戻しましたのでやっとブログを更新する事が出来ます。。。

 

先日のJMCA認証試験に合格して来たマフラーの画像とパワーグラフをご紹介していきたいと思います。

 

昨日載せたグラフですが、スリップオンからフルエキゾースト編になって以降、グラフのフォントが何故か変わってしまったのですが原因が分りました。

 

今回の開発で、今までブログでご紹介していたパワーグラフは黄色の丸で囲んでいる通り、クランクシャフトでの計測データを使っていたのですが、40馬力を超した時点でグラフのフォントが変わる事に気が付きました。。。なるほどそういう事か!(笑)

 

クランクシャフトでの数値とは、簡単に言うとエンジンの純粋な出力というカタチの数値になり、あくまでも弊社計測での参考数値という事でご理解頂ければと思いますが、ノーマルの38.9psに対してスリップオンでは39.6psと、40psを超さなかった事もあり、フォントが変わらなかったのですが、フルエキの場合、軽く40psを超した事でフォントが変わった様ですね。

 

フルエキの場合、結構馬力が出ているにも関わらず、スリップオン時とフォントが変わった事でグラフが「穏やか」に見えるのか、「フルエキはスリップオンとイメージはそんなに変わらないですよね?」という感じのメールを複数の方から頂きましたが、かなり強烈に変わっているんですよね。。。(笑)

 

それではという事で、今回は「後輪出力」換算でパワーグラフをご紹介していきたいと思いますが、後輪出力の場合は純粋な数値(クランクシャフト数値)とは違い、駆動ロスも含めて算出しますので、数値的には後輪出力の方が低くなります。

 

これはノーマルデータになりますが、クランクシャフトでは38.9psでしたが、後輪では35.6psと、こんな感じです。「ps」とい書いていますが実際には「hp(ホースパワー」)」表記で違うのですが、ノーマルとの差を見て頂くのが目的なので、詳細に関してはまた今度触れるとして、「ps」で通したいと思います。

 

因み最終仕様を計測した同じ日に取ったノーマルデータが青線ですが、スリップオン時に取った赤線のデータの方が上回っているので、フルエキとの比較はこの赤線との比較データになります。

 

でますはSTDフルエキゾーストのラウンドタイプから。

 

近接騒音値 : 92dB  加速騒音値 : 79dB

 

とこんな感じになります。確かに上のグラフと同じデータではありますが、フォントが変わるとかなり強烈に見えますね。。。実際に強烈です(笑)

ノーマルの35.6psに対してラウンドタイプでは38.0psとなっていますのでピークでは2.4ps差となります。

 

次にSTDフルエキゾースト SS-OVALタイプです。

 

近接騒音値 : 92dB  加速騒音値 : 79dB

 

今回の3タイプの中でSTDフルエキゾーストのSS-OVAL仕様が低速域~高速域に至るまで全てにおいて良かったです。ピークはこちらも後輪出力で38.0psでした。

 

因みにこれだけ焼き色とソリッドがあったので両方載せましたが、後日各種装着写真もご紹介させて頂きますので宜しくお願い致します。

 

次にSS-OVAL SHORT_LINEです。

 

近接騒音値 : 93dB  加速騒音値 : 81dB

 

このグラフは以前書いたブログの「20-CBR250RR マフラー開発フルエキゾーストSS-OVAL SHORT_LINE(ショートライン)編」そのものです。

試験ではこの仕様で見事合格した事もあり、嬉しい結果となりました。

 

因みにクランクシャフトでの計測比較数値差は2.5psありましたが、後輪出力では37.8psとなっています。

 

上記の通りとなりましたが、音量に関して一つだけ私の感想を。。。

 

2017-2019CBR250RRのSHORT_LINEが 近接騒音値 : 92dB  加速騒音値 : 81dB という事で今回の20-CBR250RRは近接騒音値が1dB高いだけの結果とはなっているのですが、実際に聞くとかなり印象は違い、個人的には「2~3dB」は大きく聞こえ、音量が大きい部類のマフラーという印象を持っています。

 

簡単に説明すると、近接の計測回転数(6,500rpm)での数値、そして4速40km,hからの加速騒音値こそ、紛れもなく上記数値に収まっているのですが、エンジン始動時やアイドリング時の音量、そして通常加速している時の加速音量は2017-2019CBR250RRとは全く異なり、一回り以上音量を大きくした感じになりますので、マフラーを開発しておいてアレですが、「音量が大きいのが苦手」という方には間違いなく向かないマフラーだと言えますので、いつもなら「お好きなスタイリングを選択して頂けたら~」と言っていますが、今回ばかりは「SHORT_LINEを選択される際、音量も大きくなるよ!」と認識した上で考えて頂きたいですね。

 

これは、20~CBR250RRの高圧縮比化が大きな要因でもある様に思いますね。

 

先日、PCで今回お世話になっているタルトさんが2017CBR250RR(SS-OVAL  SHORT_LINE装着)で来社頂いた際に、実際に20~CBR250RR用フルエキゾーストの音を聞いて貰いましたが、ちょっと驚かれていましたね(笑)

 

タルトさんの帰り際に、タルトさんの2017CBR250RR(SS-OVAL  SHORT_LINE装着)の音を聞いて思わず「めっちゃ静か。。。」と言ってしまったぐらい、今度は私がその差に驚いてしまった位です。。。(笑)

 

純正マフラーでも暖気の時は結構迫力のあるパルス音がしているので基本ストレート構造のアフターマフラーでは顕著に出ますね。

※ 念の為に書きますが、騒音試験は数値に余裕を残して合格していますのでその点は宜しくです。

 

普通マフラー屋さんがこんな事を書かないですが(笑)、事実としてお伝えしたくて書きました。

 

また新製品に向けて準備が整いましたら品番・価格のご紹介の時にでも改めて書こうと思っています。

因みに私のおススメは。。。

 

STDフルエキゾーストのSS-OVALタイプです(笑)

 

という事で今からリリースに向けてのお手伝いで、フルエキゾーストのエキパイをとりあえず50SET程、急いで曲げていきたいと思います。

 

それでは皆様におかれましては良い週末を。