マフラーって流用出来るの? -車両型式違い編その①- | ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

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皆様こんにちは。

 

さ、寒いですね。。。

本日はここ最近、よくある質問をブログでも紹介させて頂きます。

 

今回は「車両型式違い」に関してです。

 

車両自体が全く違うバイクのマフラーを流用出来るか?といった質問は稀ですが、例えばYZF-R25・R3/MT-25・MT03のように年式によって見た目の変化はあるものの、フレームやエンジン等の車体廻りが共通に見えるようなバイクではマフラーがそのまま使用出来るのか?に関してのお問い合わせが多くあります。

 

結論から言うと現在の法律では車両の見た目とは関係なく、車両型式ごとに音量に関する試験や排ガス試験が定められているので「車両型式違いの場合は違法マフラー扱い」となってしまう恐れがあります。

 

例えばMT-25で見てみましょう。※おおまかな一般例です。

・2015~2017年 MT-25(車両型式JBK-RG10J)

 

・2018年~2019年 MT-25(車両型式2BK-RG43J)

 

・2020~現行MT-25(車両型式2BK-RG43J)

 

2015年に発売されたMT-25ですが、1代目と2代目(マイナーチェンジ)は見た目こそカラーリングの違いのみで同じだけのように見えますが「車両型式」が違います。

 

この場合、1代目(車両型式JBK-RG10J)のマフラーを2代目(車両型式2BK-RG43J)に流用すると『違法マフラー』扱いとなる可能性があります。

 

可能性があると書いたのは、マフラーメーカー側が1代目MT-25用マフラーを2代目MT-25(車両型式違い)で同じマフラーを用いてJMCA認証試験を受験・合格したマフラーは合法になり、弊社のマフラーも殆どの種類はJMCA認証試験を経て合格していますのでこの場合は『違法ではなく合法マフラー』となります。

 

しかしながら1代目MT-25のみでしかJMCA認証試験を合格していない場合は、2代目MT-25に装着した時点で違法マフラーとなってしまいます。

これが、たとえマフラーが装着出来たとしても、車両型式違いによって違法マフラーになる可能性がありますよ!という「違法マフラー」となる場合の例です。

 

皆さん、ここまで大丈夫ですか?(笑)

 

次に2代目MT-25のマフラーを3代目に流用装着するとどうなるかと言えば、フロント廻りが違うとはいえ、同じ車両型式になりますので、違法ではなく合法マフラーになります。

※ 合法マフラーに関して、そのマフラーメーカーが適合確認・申請を取得した場合にのみですのでご注意を。

 

何か分り易そうで分りにくい話ですが(笑)、現在施行されている法律においては車両型式によっての認証制度(認証試験)となっていますので、マフラーの適合を確認する方法は、「流用装着が出来るのかどうか?」ではなく、『車両型式が同じなのか?』が適合・不適合を確認する上でポイントとなります。

※ 先にも書きましたが合法マフラーに関して、そのマフラーメーカーが適合確認・申請を取得した場合にのみです。

 

基本的にJMCAに所属するマフラーメーカーは各社ホームページで年式や車両型式によって装着出来るか否かを明記してると思いますのでホームページ上で確認出来ると思います。

 

ところで、我々JMCA認証試験を受ける立場では実際にはもっと複雑で、車両型式以外にも車両重量や馬力を含めたエンジン出力等の違い、二次減速も含めたギヤ比やタイヤ幅の違い等々、その条件に合わない車両は、その都度JMCA認証試験を受験・合格して認証マフラーの承認を受けています。

 

因みに2010年4月以降に生産されたバイクのマフラーはJMCA認証プレート及びその他、政府認証を個々で受け合格したマフラー以外は全て違法マフラーになるんだという事も念の為、記しておきますね。

 

上記を前提として、次にMT-25用マフラーをYZF-R25に流用出来るのか?といった事ですが、弊社の場合でいうと車両によって製品品番が分かれていますが、どちらもJMCA認証試験合格及び適合申請済みとなっていますので大丈夫ですが、車検時に必要な「純正触媒使用確認書」がYZF-R3・MT-03それぞれの品番用に同梱していますので専用品番製品をお求め頂けたらと思います。

 

またマフラーメーカーによっては、必ずしも「YZF-R25/R3・MT-25/03共通商品」となっていない場合もあるかと思いますので、ご購入前に各社ホームページ等で確認されてみては?と思いますね。

 

各社しっかりとした分り易いホームページをお持ちだと思うので、そこに書いていない事はそれ以上でも以下でもないので、オークション等で安かった商品の流用等はオススメ出来ませんね。

※「流用出来ますか?」の質問の多くは「出来ません」という答えになるのが殆どです。

 

上記を理解して頂けたら分かって貰えると思いますが、YZF-R25・MT-25にのみ販売しているフルエキゾーストですが、装着出来たとしてもYZF-R3・MT-03に装着すると完全な違法マフラーになりますので

ご注意下さいませ。

 

ホームページの製品ページに載っていない物は基本的に流用は出来ないという事をご理解下さいませ。

 

まぁ、一般ユーザーの方には何かと分り難いかと思いますがご理解頂ければ幸いです。

 

たまに「JMCAは合法マフラーにする為のハードルを高くしている!」みたいな事を言われたり書かれてる事がありますが、国が法律を定めて我々はそれを遵守するだけであって、もし我々JMCAが法律に介入出来るなら、こんな複雑で厳しい試験を自分達に課す事はしませんよね(笑)

 

という事で「-車両型式違い編その①-」と書きましたが、その②はまた次の機会に。

 

それでは今日はこの辺りで。