新型 YZF-R25用フルエキゾースト ベンチテストはほぼ終了。 | ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

ダブルアールズマフラー開発 日々の出来事。

日々の出来事を中心に現在開発中の製品に関しての情報や、その他バイクに関する情報等を書いていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

皆様こんにちは。

 

本日は久しぶりに快晴の大阪です。

 

本日もシャーシダイナモでベンチテスト作業を行っていましたが、スムーズにテストは進み、ベンチテストはほぼ終了しました。

 

昨日のテストで、ほぼ管長的な方向性の見極めが出来たので、今日はその答え合わせ作業ってところですね。

 

昨日の最終的なグラフがこれです。

 

悪くないグラフでしたが、ピークパワー以降の落ち込みが個人的には気に入らず、まずはエキパイの管長を変える事にしました。

 

先のブログでも書きましたが、YZF-R25用フルエキゾーストはヘッダー部分からテールセクションまで5種類のパイプ径で構成しています。

ピーク以降の落ち込みに関して言えば、ヘッダー部分の管長やパイプ径が影響するのでまずは管長の変更をしました。

その結果がコレです。

前回が仮にプロト3とすると青線がプロト4となります。因みにレース用の場合はエキパイ部というよりサイレンサーのパンチング径が影響する部分ではありますが、このマフラーはインナーパイプや触媒が入った一般公道用マフラーなので、手法が若干違いますね。。。

エキパイの管長を長くしたのか短くしたのかは、まぁ伏せときましょう(笑)

元の寸法を知らない筈なので隠す意味はあまりありませんが一応企業秘密です(笑)

 

これがノーマルと比べたグラフですが、ピークパワー近辺は理想的な形になったと思います。

 

次に変更した部分はこのマフラーでいうところの4番目のパイプの管長を変更してみる事に。

目的は低中速域の上積みを見込んでの事です。

 

因みによくミリ単位での作業と耳にしたりすると思いますが、「ミリ単位」とはどれ位の事を指すのでしょうかね?

というのも結果として1センチ変更しないといけない場合、仮に1mm単位でテストしたとしたら、答えを見つけるのに10回テストする事になりますよね? (20mmなら当然20回のテストです)

 

マフラーを造る人それぞれ手法が違うのでアレですが、私の場合は1mm単位の変更ではなかなか答えを見つけられないです(笑)腕が未熟なのかな?

 

という事で、セクション4パイプは○○mmほど管長を変更して出たグラフがコチラ。

 

ほぼ狙い通りというか、狙った通りの結果となりました。

因みにこれはラウンドタイプでのグラフで想定近接騒音値は91dB前後となっています。

 

コチラがSS-OVALになります。

 

SS-OVAL仕様は、このタイミングでインナーパイプも仕様を変えた事もあり、わずかではありますがピークパワーが上がり、更にグラフが良くなりました。

こちらの想定近接騒音値は92~93dBとしており、スリップオンとは一線を画すレスポンス感、そしてワイルドな音質に仕上がっています。

 

そして今回のマフラー開発で一番成し遂げたかった事がひとつあります。

それは、新型R25で旧型R25のスペックを上回る事を密かに狙っていましたが、こうなりました。

 

カタログスペックでは1ps、弊社での比較は1.4psあった差を埋めたかったのですが、低速域はもちろん、高速域においても凌ぐ事が出来たので、この結果には満足です。

 

あくまでも社内データ比較なので一概には言えませんけど、マフラー自体には音量・音質も含めて納得出来るマフラーに仕上がったと思います。

 

これでほぼベンチテストは終了です。

 

あとは試験に向けてこれを基に最終仕様としてレイアウトを煮詰めたいと思います。

 

今回のブログはグラフばかりで失礼致しました(笑)

夢中になり過ぎて、作業中の写真を一切撮っていませんでしたのであしからず(笑)

 

このあと、最終レイアウト(最終仕様)が決まりましたら、装着写真をご紹介させて頂きたいと思います。

 

それでは。