双葉層群の化石産地で⋯
露頭を剥がしたら⋯

剥がした岩に、ギザギザの歯冠と割れた歯根が見えました。
ヘキサンカス科のサメの歯化石だ!
やった!
片割れは⋯
露頭に残っていました。

上手く露頭から外せました。
歯冠が岩に挟まっています。
ヒビを補強しながらクリーニング、接着しました。
舌側面です。
高さ14mm、幅18mmです。
唇側面です。

主咬頭切縁の鋸歯を拡大してみました。
鋸歯が細かく、咬頭先端に向かって小さくなっていることから、ヘキサンカス属のサメの歯化石だと考えました。
Hexanchus sp. (the Futaba group, Fukushima)
歯根まで保存状態の良いヘキサンカス属のサメの歯化石が採取できました。
かなりレアです。
嬉しい!