注意!本日は画像無し


改造ペンにおいて、ある程度愛ペンが定まっているスピナーがよく口にする言葉に
「使い込み」という物がある。

一般に使い込みとは長年使っているペンの部品が何らかの良い変化を起こす事を言う。
例えばボールサインの軸は本来サラサラのものが使い込みによって滑りにくくなり、
使い込んで印字の消えたプレイカラーは手触りが良くなるなど
使い込みによる効果は非常に大きい物がある。

また使い込みは時に見た目の変化を伴う。
最も顕著な例は印字であろう。
ペン回しにおいて未だに無改造で回されるDr.Gripなどは
使い込むと本体の塗装が禿げグリップが変色してくるなど、
見た目に大きな変化を伴う。
また木製軸という珍しい素材からなる希少ペン「F-3000」に関して、
国内のペンスピナーPonkotu氏が数年に渡って愛用したものが使い込みにより太さ、
さらには軸の形までもが変化しているというのだから驚きである。

さて本日は、そんな使い込みに関して、
使い込むのが面倒くさい、つまりは手っ取り早くペンを「使い込んだ」状態にしたいという人のために、
いくつか手法を紹介していこう。

まず本体に関して、
表面の加工が削れて滑りにくくなるというタイプのペンに関しては、
目の粗い布による研磨、もしくは熱を与えることで容易に使い込みされた状態にすることが出来る。
具体的なペンをあげるとBallsignや慶弔サインペン、MMサインペンなどであろうか。
布で擦る場合ペンの本体を布でくるみ、しっかり握って擦ることで摩擦熱を発生させ、
ペンの表面の加工を溶かして滑らかにすることになる。
当然頑張り過ぎると変形を伴う場合があるので注意が必要である。

次にグリップに関して、
グリップの使い込み方は様々あるが、
最も手っ取り早いのは伸ばすことである。
グリップに力を加えて伸ばすと、ゴムの滑りにくさが上がり使い込んだかのような手触りになる。
また伸ばしたくないときには沸騰したお湯につけたり、
手で揉み続けるなどの手法が取られる。
なんにせよグリップの使い込みには変形を伴うことが多い。

使い込むことによって、
ペンは手に馴染みいつもより難易度の高いFSや思った通りの動きができるようになる。
様々なペンを回すことが多く愛ペンを決めない主義の人は
自分のペンを様々な方法で「使い込んだ」状態にするのもまた一興ではないだろうか。
AD
本日はヤスリの使い方についてやって行く。
まずヤスリについて、一般的なヤスリの他に用途に合わせて棒ヤスリや角ヤスリ、
それに紙やすりなどを揃えるといいだろう。

紙やすりについては若干使い方が違うのでまた別の機会を設けるとして、
本日は一般的な金属ヤスリに関してやって行こうと思う。

用意したのはヤスリの記事で紹介したダイソー製のダイヤモンドヤスリ。
$階段ハ。
手に馴染んだものであればなんでも良い。

持ち方について、特に決まりはないが、
重視すべきは「力加減の調節のしやすさ」である。
狙った角度にやすり掛けするには、力加減がとにかく重要になってくる。
ちなみに管理人はこんな持ち方をする
$階段ハ。
3軸を視点にして1軸の先と5軸の付け根でヤスリをキープする。
$階段ハ。
力加減は3軸の握りの強さと1軸での押しの強さで行う。

感覚をつかむ上では実際に使ってみる事が何より大事。
適当な廃材を引っ張り出してきて、とにかく削ってみる。
どのくらいの力加減ならどの程度削れるのかを感覚的につかむことが重要である。
$階段ハ。
PPP。G3などの主な非対称ペンの軸に使われていて、削る機会が非常に多い素材である。

$階段ハ。
一回押して、一回引く。を1セットと捉えて、どの程度削れるのかを確かめる。

例えば管理人の場合、今回の練習台であるシグノ軸のペン先の出っ張りを削ろうとすると、
一つの角度に対しやや強めの力加減で12セット程度で出っ張りを削り取ることができた。
$階段ハ。
このように自分の力加減を感覚で掴んでおくとあらゆる場面で便利。

次は角度。
改造ペンを作る際に、ペンの切断面が水平でないために完成したペンが曲がっている。
となると見苦しいので水平になるようにヤスリを掛けていく。
$階段ハ。
切断面が眼に見えて曲がっている。これではチップが曲がってしまう。

$階段ハ。
傾いている面の場合、基本的には図のように傾いているうちの上部にヤスリを掛ける。

先ほどとは違って、今度はヤスリを引くだけで押すことをしない。
これはさらに力加減を重視するためである。
基本的には引く際のほうが押す際に比べて力がいれやすく、抜きやすい。
一回引けばどの程度水平に近づくのかを感覚で覚えていく。
$階段ハ。
約30回程度ヤスリを書けた切断面。このくらいになると水平になったかどうか、
肉眼では判断しにくい。

$階段ハ。
そのような場合、ヤスリがけをした面を下にしてペンを立ててみると良い。
まっすぐ立てば概ね完了である。
画像の場合、綺麗に垂直に立っている。

基本はこの二つのヤスリがけがどの部分においても当てはまる。
持ち方に注意して、力加減を感覚で覚えればかなり満足の行くヤスリがけが出来る筈だ。
AD
$階段ハ。
ここに取り出すは既にチップ換装住みのGJH本体。

$階段ハ。
ペン先アップ。

$階段ハ。
G3のプラチップを加工して接着剤なしで付くようにしてある。

本日からこのGJHを完成させていく。
まずはペン先部分からである。
さしあたって気になるのはペン先の段差。
これではHGGをつけた際に膨らみが出来てしまい見苦しい。
よってこれを埋めていく。

$階段ハ。
例によってエポキシパテ。多めに切って良く練っておく。

$階段ハ。
よく練ったパテをペン先のグリップ部分に巻き付ける。
あとから造形していくのでこのまま硬化させてしまう。

$階段ハ。
硬化したら削ってこんな具合に

$階段ハ。
あとはグリップ付けて完成。お粗末
AD