　今、OGS（https://online-go.com）について調べています。

　そして、驚いています。

　まず、個別のアプリケーション（ソフトウェア）が不要で、ブラウザ（インターネット閲覧用ソフトウェア）があればよい。

　ブラウザは、インターネットエクスプローラー（Internet Explorer）やマイクロソフトエッジ（Microsoft Edge）、グーグルクローム（Google Chrome）など普段からよく使っているものですし、アイフォン（iPhone）のサファリ（safari）などもあります。

　つまり、パソコンに限らずスマートフォンやアイパッド（iPad）などのタブレットで、ヤフー（Yahoo!）などのホームページを閲覧できるなら、すぐにも利用可能ということです。

　次に、サイトへの新規登録がとても簡単です。

　OGSでは我々のような同好の集まりを『グループ』と呼ぶのですが、全メンバーの登録を私（代表者、管理人）一人で行うことができます。

　メンバーには『ユーザー名』と『パスワード』を通知するだけです。

　メールアドレスの登録も求められますが、これは主にチャット機能を利用するためのものらしく、今のところあえて必要性を感じません。今後、対局時のチャットにはＺＯＯＭのようなテレビ会議システムが導入されてくるのでは、と思っています。

　そして費用面ですが、サイトの運営は寄附により賄われているようですので、一日も早く寄附できるような資格（棋力、財力、・・・）を培いたいと思います。

　まだまだ不明な点ばかりですが、最初にぶち当たった難点は英語表記が多いことです。欧米系のサイトのようで、ポップアップメッセージに横文字が並びます。

　一瞬戸惑いますが、しかし、グーグル翻訳で意味はなんとなく分かります。それにしても、すごい時代になったものだと思います。

　次に分からないのがこの画面。

　対局要請するときに、こちらからこれらの項目を指定して、相手に送るわけですが、何やら見慣れないものが出てきます。

　左上隅は、対局要請した相手の『ユーザー名』。その頭に付いている画像は、システムがとりあえず用意したもので、自分で好きなものに変えられる。

【対局名】は、適当に入れれば良いようだ。自分のプロフィールの対局履歴に表示される。空欄であれば『親睦戦』などとシステムが勝ってに付ける。

【対局者以外閲覧拒否】　？　この対局を第三者に閲覧されたくない、ということですかね。あえてチェックして拒否することも無いような。

【ルール】　中国ルールやニュージーランドルールなどいろいろあります。

【対局スピード】　ブリッツ（早碁）、ライブ（通常対局）、通信対局の３種類です。インターネットだから「通信対局」かな、と思いがちですが、これは「郵便対局」と言い換えた方がよいような、何日もかけて行う気の長～い対局のようです。我々は『ライブ（通常対局）』ですね。

【時間制限方式】　フィッシャー式、一手ごとの持ち時間、秒読み式、カナダ式、切れ負けの５種類です。

　フィッシャー式？　ウィキペディアに「あらかじめ定められた持ち時間に加え、一手ごとに決められた時間が加算されていく設定。加算時間より早く次の手を指すと、残りの加算時間分持ち時間が増える点で秒読みと異なる」とあるが、もう一つ理解できていない。

　チェスの世界での話のようだが、例えば、持ち時間が切れたときにどうするかということのようだ。宝酒造杯などでは、時間が切れたら負けだが（持ち時間内に打ち切らないといけない）、ＮＨＫ杯などでは持ち時間１０分でその後は秒読み３０秒となり、「２０秒、・・・、１０秒、９、８、７、・・・」、そして切れ負けとなる。

　フィッシャー式とは、この30秒内で、例えば１０秒で打てば残り２０秒が次に繰り越され、次の手の秒読みは５０秒となる、ということかな、という程度の理解である。ややこしい。

　次に続く対局時間の細かい設定は、時間制限方式の指定によって異なってくる。

時間制限方式	対局時間の細かい設定
フィッシャー式	初期持ち時間	一回の増分	最大時間
一手ごとの持ち時間	一手ごとの持ち時間
秒読み式	メイン持ち時間	一回の考慮時間	回数
カナダ式	メイン持ち時間	一回の考慮時間	一回ごとの手数
切れ負け	合計時間

　宝酒造杯は「切れ負け」、ＮＨＫ杯は「秒読み式」となるのかな、と思う。

　秒読み式には、日本棋院のサイトによると、手合い方式とＮＨＫ方式があるようで、ここでは手合い方式となる。

　以下、手合い方式の説明。

【３０秒３回】設定のケース

　秒読みに入ると３０秒以内に着手をしなければいけません。自分の手番になると毎回３０秒が与えられるので、３０秒以内に１手着手が出来れば、何手でも対局を続けられます。

　自分の手番で３０秒が過ぎてしまうと３０秒３回が３０秒２回に回数が減ります。残り１回の時に３０秒を超えるとその時点で時間切れ負けになります。

　とのこと。

　カナダ式は、例えばパンダネットのように「１０分間２５手を打たなければ時間切れ」というもので、私はしばらくこれに馴染んできましたが、初めて知りました。

　では、我がグループの対局時間の設定はどうしようか？

　　　【時間制限方式】　→　秒読み

　　　【メイン持ち時間】　　→　６０分（１時間）※長考派ぞろいなので

　　　【一回の考慮時間】　→　３０秒

　　　【回数】　→　５回

当面はこんな感じで良いかな、と思う。

【ランク戦】は、ここにチェックを入れると、対局結果によってレーティングポイント（この用語が妥当かどうか不明）が上下するらしい。

　レートは、最初はだれでも１１５０のようだ。

【碁盤の大きさ】は、９路盤や１３路盤も可能。他にもいろいろあるようだ、が興味なし。

【置き石】は、いろいろ選べる。「自動」というのがあるが、これはシステムがお互いのレートから判断して決めるのかも、と思っている。

【コミ】は、自動またはカスタマイズを選ぶ。自動って？カスタマイズを選ぶと数値の入力欄が現れる。

【あなたの色】　自動、黒、白、ランダムとある。要は手番のことだが、ランダムって？

【対局中検討モード禁止】　気にすることも無いのかも。指導碁などでは、チェックを入れるわけにはいきませんね。

　以上を確認して、【対局要請を送る】ボタンをタップするわけです。

　まずは慣れることが大事ですかね。

OGS（online-go.com）