パンダネットでの自戦譜からの反省です。
【図①】
白番です。そして負けました。あれこれ原因を考えたところ、問題は序盤にありそうです。
右下隅で小目のケイマ受け定石を選択し、白12とツメました。守ってもらって白13と大場に先行しようと考えたわけです。
ところが、手を抜かれ黒13に回られました。ここで打ち込みも考えましたが、今回はおとなしく白14とカカリました。
この消極的な気持ちが、どうも最後まで影響し、不完全燃焼の碁となってしまったのではないかと思った次第です。
ですので、次回は積極的に打ち込もうと思います。
そこで、打ち込み後の変化(定石)の復習です。
【図②】
白△の打ち込み後の進行です。黒9のキリに対し白10とノビルのがポイントです。続いて、黒の応手はイまたはロです。
【図③】
黒△(図2のイ)のツギには、白1スベリです。白4で生きですから、黒もやむなく黒4ですが、攻め合いは白の一手勝ちとなります。
【図④】
黒△(図2のロ)と取りにくれば、白1、白3のコンビネーションよろしく黒3子をゲタで取り込むことができます。
いずれにしても黒は一手守るところでしたが、それをきっちり咎められなかったのが、私の甘いところでした。
【図⑤】
参考までに、左下隅が白の勢力であれば、白1とこちら側から利かします。黒4キリは、白7の効果でゲタにとれます。白7の利かしがポイントです。
【参考・引用図書等】
・武宮正樹「定石後の打ち方」(土屋書店、1997年)