アイアンゲートの奥にあたる、パーゴラと窓周りの風景をつくるバラ(ジプシーボーイ)の誘引作業に取り掛かります。
昨季は調子の良くないシーズンにしてしまいましたが、花後から調子が上向き、成長期には勢いのある新しい枝をたくさん伸ばしてくれました。
花後から秋までの管理では、雨風の当たりにくい軒下のため発生し易い葉ダニへの対処、新しく伸びて来た樹勢の強い枝の保護と調整を取り組みのポイントにしています。
パーゴラ前への出入り口は1ヵ所のみなので、脚立をならべると動きが制限されてしまい、誘引を解いて枝を広げたところから、より作業し難い場所になります。
前方のアーチとフェンスの誘引作業を同時に進め、裏面から仕立てられる枝に手を入れて置きます。
おおまかに枝を整理し流れを振り分けました。
ここからは伸ばしたいところに届く枝を軸として流し、誘引を進めながら枝の量を調整して行きます。
パーゴラ(壁面)への誘引がおおむね終わり、状態の良い枝を全体に振り分けることが出来ました。
昨季もそれなりの形には仕立ていますが、誘引の段階で調子の悪さを感じており、開花までの押上も期待に及ばず・・という結果でシーズンを終えました。
これまで思うような風景をつくれていない窓周りですが、昨季よりも良い枝を流すことが出来ました。
全体量としては少ないですが、他のバラと合わせた雰囲気を考えており、窓周りの枝は仮止めになります。
右の枯れ枝は支柱です。
パーゴラ側の誘引と同時に進めていた、アーチからフェンスに掛けての誘引作業も完了しました。
手の届くところの花はいつでも切れるので、何となく気分で。
アーチに回したいバラが調子を落としているため、少ない枝で仕立てており、春までの押上に期待したいところ。
剪定と合わせ、施肥や土壌の見直しから、調子の向上(春までの押上げ)を図ります。
木製だった以前のゲートよりも誘引の設定が組みやすくなったので、枝は多くありませんが、よりイメージに寄せ仕立てることが出来ました。