こんにちは。

口腔顎顔面外科専門医のパク・ジョンチョルです。

今日は唇ラインとあご先の間の溝

すなわち頣脣溝を綺麗にするために考慮すべき点を見てみましょう。

特に上顎前歯より下顎前歯が過度に後方にある場合

(つまり、オーバージェットが過度な場合)

 

顎先前進などの顎先手術をすると、どんな形になるか、

ケースごとにどのように解決できるかについてのコメントも書きます。

 

そのためにはまず審美的な唇ラインに対する共感帯の形成が必要ですね。

 審美的な唇ラインの基準線

 

 

 

多くの関係者たちが審美的な唇ラインをこのように

様々に客観化して具体化しようと努力してきました。

 

 

しかし、

綺麗と思うのは主観的ですね。

なので必ずこの数値通りになる必要はないと思います。

 

​それでも多くの方がこの基準に合わせて手術をすれば、

満足されますので今日は特にRickettsのEラインに合わせて説明を進めてみましょう。

 

 Eラインとは?

 

RickettsのE LINEでの、Eはesthetic

 

つまり

綺麗な、審美的なことを意味する英語単語の頭文字から取ったのです。

 

Richettsという方が鼻先と顎先をつなぐ線を引いたが、

この線で上唇は4mm、下唇は2mm後方にあれば

顔が魅力的に見えると言いました。

 

鼻先と顎先をつないだ線がRickettsにとっては審美的なベースラインなので、

 E LINEと名付けられたことでしょう。

 

​それでは、顎唇ラインを形成するもう一つの要素である顎先唇の溝とは

何なのかを見てみましょう。

 

 

 頣脣溝とは?

 

唇と顎先の間には溝があります。

これを頣脣溝いしんこう

(顎先と唇の間の溝、mentolabial sulcus)と言います。

 

 

私がイメージを引用した上の論文では107°-118°を最も理想的だと言いましたが、

実はこれも答えがあるわけではありません。

 

 

美男の定義であるミケランジェロのダビデ像は100°です。

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチはルネッサンス時代の女性の横姿を場合

128°で描いたそうです。

 

 下の画像を測定したのかはわかりませんが、参考にしてください。

 

Leonardo da Vinci, a study of the Head of Madonna, c. 1484. Louvre, Paris.

 

ある程度の綺麗な唇ラインの共感が形成されたと思います。

 

では今日のテーマ

顎先唇ラインにおけるオーバージェットの重要性

ついてお話ししましょう。 

 

 E lineと頣脣溝に歯の位置が重要な理由

 

E line

 

①あご、②唇、③鼻

この3つ

それぞれ異なる解剖学的構造が

 

複合的に作用して最終的な形を作り出します。

 

したがって、ただ顎骨と鼻の先端の位置だけでは綺麗な頣脣溝が作られません。

 

唇を支えているのは歯なので当然の話ですが、

誰かに当然の事実が他の人には慣れていない事実かもしれません。

ところが、顎先前進または顎先補形物の施術を行うと、

顎の形状は変化しますが、歯の位置にはまったく影響を与えず、

これにより希望の唇ラインができないこともあります。

 

 

​顎先進でE lineと頣脣溝が綺麗になるためには、

 まず歯のオーバージェット量を確認が必要です。

 

 

そうされてからこそ、綺麗な唇のラインを作ることができます。

 

 

 上歯と下歯が前後方に適切な位置にある場合

(つまり、オーバージェット量が適切な場合)、

顎先前進により唇ラインを綺麗にすることができます。

 

顎先前進術をすると、ご覧のように頣脣溝が大きく変化せず、

顎先が出るようになります。

これにより、頣脣溝の廻り角度も小さくなります。 

これは、顎先に補形物を挿入する場合でも同様です。

 

 

顎先進に比べて、

頣脣溝自体がもう少し出てくるようにデザインすることはできますが、

主に顎先部位が出てくるからです。

 

なので上の歯が下の歯より後方にある状態で

(つまり、オーバージェットが大きい場合)、顎先を前に出したり、

顎先補形物を挿入したりすると、

下の画像のようにむしろ不自然な姿になることもあるのです。

 

赤で表示された頣脣溝が深くなって不自然になりました。 

 

この方は顎先に約7mm程度の補形物を挿入した状態です。

 

 

オーバージェットが通常2-3mm程度のときを

一般的と言いますが、

この方は5.10mmと過度です。

 

過度のオーバージェットが改善されていない状態で

プロテーゼを挿入したため、

頣脣溝と角度は87.3度溝がより目立ってみえます。

 

E LINE評価においても上唇、下唇がベースラインに触れているので、

相対的に上唇がさらに突出した感じが出ます。

 

このような場合は、どのように改善するのが良いでしょうか?

 

投稿が長すぎますのでどのように改善したかは、

次回に続けるようにします。

 

ありがとうございました。

 

 

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