悩んでいても仕方がないので、とりあえず棚卸しの続きをしてみましょう。



新卒で入った会社を1ヶ月半で辞めた後、3日後に面接に行った会社に採用された。


そこの社長は、私が辞めた会社のことを「ここは危ないという噂がありますからねぇ。」と、業界のこともちゃんと知っていて、安心したのを覚えている。


(辞める前に受けた会社の面接官は、辞める理由を訊いてきて、「婦人・子供服部門がなくなる」と言ったら、「初耳」と言っていた。これってどうなの?同業者の動向知らないって・・・。スポーツ紙にさえ載ったのよ?この時点でこの人アウトじゃない?今思えば。こんなとこに採用されなくてよかったわよ。)


その会社は人材派遣の会社だった。


今は派遣切りとか、あまりいいイメージのない、”派遣”業界だけど、それって製造業とか、最近規制が緩和された業種のことだけじゃないのかなぁ・・・。


アパレル業界は、小売やメーカーより、派遣の方が儲かってそうよ。


現に、私がこの人生の棚卸し作業中に、訪れた、過去に在籍していた会社の中で、唯一売上伸ばしてたもの。社員数も増えてて。


他は、倒産とか、経営破綻とか、縮小とか、かろうじて現状維持を装っている(新規出店なし、特に閉店もしていないが、売上は下がってるでしょうね、多分。ってか、閉店って、できるだけ幸せらしいね。閉店にもお金がかかるから、それすらできない場合もあるらしい。)とか、伸びてる会社は他になかった。


派遣で言えば、より専門的なことを仕事とする”派遣”は、いつの時代も必要とされているんじゃないかしら?


特に、アパレルの販売なんて、慢性的な人材不足だから、仕事がないってことはないと思う。都内は特にね。



そんなわけで、この会社には良くしてもらいました。


辞めた後も、源泉徴収票をもらうために電話したら、社長が「もしまた東京に出てくることがあったら、またウチで働きなさい。あなた、出来る人なんだから、結婚して、家にいるのももったいないでしょ。子どもができるまでは働いたほうがいい。」と言ってくれて・・・。


やっぱり、人材派遣って”人”が商品なわけじゃないですか?


そりゃ、大事にするわよね。良い商品は確保しておきたいしね。


新卒で入った会社なんて、新卒だったからその時は分からなかったけど(他の会社を知らないから)まぁ、なんとひどい扱いだったか!よくもまあ、皆さん我慢していらっしゃいましたね。(それでもその後、社員から訴訟を起こされてた気も・・・(^_^;))



この会社はそんな、とてもいい会社だったんだけど・・・


平和には過ごせないのよ・・・



(笑)




☆彡つづく☆彡