……というわけで、何の予告も(できないうちに)突然スタートすることになった当ブログですが、タイトルどおり、『ワンダちゃんNEXT DOORプロジェクト』の海洋堂側開発スタッフによる製品開発日誌的なブログです。
まず、本日情報解禁になった『ワンダちゃんNEXT DOORプロジェクト』FILE:03 賀茂川Ver.に関する詳細な公式情報に関してはこちらをご覧ください。
次いで、「イラストレーターを担当した賀茂川さんってどういう人?」という方は賀茂川さんのパーソナルWebサイトであるこちらをご参照ください。
同様に、「原型製作を担当した石長櫻子さん(植物少女園)ってどういう人?」という方は石長さんのパーソナルWebサイトであるこちらをご参照くださいませ。
さて。
“至高のワンフェスみやげ制作プロジェクト”として'06年夏のワンフェスよりスタートした『ワンダちゃんNEXT DOORプロジェクト』ですが、こちらは企画制作/販売元を株式会社 海洋堂(=ワンダーフェスティバル実行委員会)が担当し、そして、企画製造協力として株式会社グッドスマイルカンパニーさん(以下、グッスマさんと省略)にPVC製塗装済み完成品フィギュアの製造、及び広報活動をお願いしてきました。
グッスマさんに企画製造をお願いした理由は至極単純明快で、「いま現在、ことPVC製塗装済み完成品美少女フィギュアの製造技術力の高さに関しては明らかに海洋堂のそれを上まわっている」ためであり、“至高のワンフェスみやげ制作プロジェクト”としてはグッスマさんの協力なしには成立し得ないと考えたためです。
そしてその広報活動までをもグッスマさんにお願いした理由は、別に我々がそれをサボろうと考えたわけではなく、おそらくはPVC製塗装済み完成品美少女フィギュアの情報発信に関しては海洋堂=ワンフェス実行委員会よりもグッスマさんからの情報発信のほうが美少女フィギュアファンのハートにダイレクトに響くのではないか、と考えたためです(そのため、これまではグッスマさん勤務のカホタンさんが担当してくださっている『カホタンブログ』内にて、『ワンダちゃんNEXT DOORプロジェクト』の開発経緯などを記事にしていただいてきました)。
ただし、よくよく考えてみれば……いえ、よくよく考えなくとも、グッスマさんにお願いしているのは「原型師が造形した原型をレジンキャストで複製した複製原型をお渡ししたあとの製品開発作業」であり、それ以前の「担当イラストレーターさんとどういったやり取りがあったか」という部分や、「担当原型師がどういった苦労の下に原型を作り上げたか」という部分は、海洋堂サイドからでないと情報発信ができないわけです。なぜならば、そこの部分を知っているのは海洋堂サイドの開発スタッフだけなわけですから。
それゆえに、「“造形”という部分を主眼に置いて興味を抱いてくれている方に対してもやはりもっときちんと広報活動を行うべきだろう」という結論に達し、こうしたブログを急遽立ち上げることとなったとご理解いただければ幸いです。
それでは以降、よろしくお願いいたします!