在日米軍多摩レクリエーションセンター(多摩サービス補助施設、Tama Hills Recreation Center)の一角に、陸軍多摩弾薬庫という施設が廃墟化した状態で残されている。昭和13年(1938年)に、陸軍造兵廠火工廠板橋製造所多摩分工場として開設され、火薬の製造を行っていた施設だ。戦後は米軍に接収され、昭和42年ごろまで使われていたが、昭和51年からは「レクリエーションセンター」の名前の通り、米軍の兵士や家族用のスポーツ施設として使われている。しかし陸軍多摩弾薬庫の跡地は当時のまま残され、google地図などでも誘爆対策として土塁にかこまれた跡地や、通路がトンネルになっていることなどが確認できる。

この遺構は在日米軍の基地の中にあるため、ネットには断片的な情報と写真が出ているだけだった。当然警備も厳重であり、一般開放されるお祭りでも、この地区に立ち入ることはできない。仮に無理やりにでも入ったら、テロなどが世界中で起きている今、射殺されても文句は言えないだろう。そんな中、ロシア人の廃墟探検家ヂマと廃墟の情報交換をしている時、アメリカ海軍(US Navy)に所属している廃墟マニアがここの写真をアップしていることに気付いた。

Moe Passion Tama Hills Arsenal
http://punynari.wordpress.com/2010/10/25/tama-hills-arsenal/

しかし、萌えパッションってページ名は。。。
他にも「Shirakawa-go,Japan The Real Hinamizawa」とか「Reitaisai 7 Touhou Cosplay」なんて記事もあったりして、いろいろとすごいページでもあるが必見だ。おそらくクォリティの高い写真を紹介した記事としてはこのブログが日本語初公開なんじゃないかと思う(リンクだけだが)。しかし、やっぱり普通の日本人じゃ行けないか。仕方ないが残念でもある。



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