※今日も「速報版」「決定戦版」「シリーズ戦版」の
3回にわけて更新しています。
「決定戦版」はのちほどアップいたします。





賞金女王シリーズ戦は大会最終日。


11Rで優勝戦が争われました。



【優勝戦11R出走表】
1、田口 節子 (優出121回目、優勝37回)
2、山下 友貴 (優出11回目、優勝3回)
3、大瀧明日香 (優出48回目、優勝1回)
4、水口 由紀 (優出62回目、優勝4回)
5、小野 生奈 (優出8回目)
6、倉田 郁美 (優出37回目、優勝2回)



進入は④水口選手がピット離れで後手を踏み、
①②③/⑤⑥④の3対3に。


4カドを奪った⑤小野選手が
コンマ13のトップスタートを決め、
インの①田口選手へ果敢に襲い掛かる展開となりました。


①田口選手はこれを巧みにブロックしながら先マイ。
しかしその間に③大瀧選手がブイ際を差し、
田口選手の懐に舳先をねじ込んできました。


2人が競り合いながら2マークを迎え、



(1周2マーク)


やり合った両者は大きく流れて後退。


3番手につけていた②山下選手が一気に差し抜け、
大逆転で先頭に立ちました。



【優勝戦11R結果】
1着 ②山下 友貴 2コース ST.22
2着 ⑥倉田 郁美 5コース ST.15
3着 ①田口 節子 1コース ST.16
4着 ③大瀧明日香 3コース ST.21
5着 ⑤小野 生奈 4コース ST.13
6着 ④水口 由紀 6コース ST.18
決まり手=抜き
2連単②⑥ 8410円(21番人気)
3連単②⑥① 25990円(50番人気)



これで賞金女王シリーズ戦は、
昨年の池田浩美選手に続いて静岡勢が2連覇達成。


山下選手がピットに戻ってくると、
昨年の決定戦覇者・三浦選手とシリーズ戦覇者・池田浩選手が
何度もガッツポーズしながらお出迎え。



山下選手はその歓声に応え、
静岡勢お馴染みとなった勝利のポーズ、
指2本を立てながらピットに凱旋しました。




今節の山下選手は4・3・3・1・1・2・1・①・①着で、
2日目後半以降は準パーフェクトという圧巻の成績。


特にスロー発進の5走は1・1・1・1・1着で全勝でした。



(11R終了直後。山下友貴選手)



このあと山下選手はスタンドに移動し、
大観衆が待ち構える表彰式のステージへ。


昨年の賞金女王シリーズ戦とひとつ違う点は、



今年は来年の女子王座切符がかかっていたこと。
三国行きの優先出場パスポートを獲得しました。



山下選手はこれが通算4回目の優勝。
九州地区で3勝目となりました。


【山下友貴選手 優勝歴】
12年3月 唐津女子リーグ参照
12年12月 蒲郡男女ダブル戦
13年3月 福岡女子リーグ 参照
13年12月 賞金女王シリーズ戦



今年の山下選手は、2月戸田オール女子戦で優出2着、
3月福岡女子リーグで優勝と好スタートを切ったものの、


4月から10月までの7カ月間、
14節にわたって優出から遠ざかるスランプに。
苦しい時期を過ごしました。


しかし11月唐津女子リーグで優出4着に入ると、
翌節の住之江女子リーグでも優出5着と一気に復調ムード。


そして強豪ひしめく賞金女王シリーズ戦を制し、
完全復活を印象付けてくれました。


今年は女子賞金ランク26位でシリーズ戦回りとなったものの、
来年はベスト12入りへの期待が一段と高まりそうな気配。


今後の山下選手は、12月20日からの常滑男女ダブル戦、
1月4日からの尼崎男女ダブル戦、
1月15日からの丸亀女子リーグに出場予定です。


山下選手、おめでとうございました。