僕がこよなく愛するオークランド・A’sにおいて、2000年代に入ってからの生え抜きの大砲としてはトップ中のトップであるジェイソン・ジアンビ選手の弟、ジェレミー・ジアンビさんからの返信です。
彼のプレーでもっとも印象に残っているのは、ヤンキースとの2001年アメリカンリーグ地区シリーズ第3戦。
ここまでA’sは敵地における最初の2戦で勝利。
ホームでの初戦はバリー・ジトー投手とマイク・ムッシーナ投手との息詰まる投手戦となりました。
1-0でリードされた7回の裏、2アウト、ランナーなしの場面で、ジェレミー選手がライトへのヒットで出塁。
続くテレンス・ロング選手の打球は一塁線をゴロで切り裂き、ライトのファールポール付近にまで到達。
ジェレミー選手は一塁から一気にホームを狙います。
ライトのシェーン・スペンサー選手からの送球は一塁線からやや左バッターボックス方向に逸れていきます。
と、ここでカットに入ったのが、何とショートのデレック・ジーター選手。
ボールをキャッチするやバックトス気味にホルヘ・ポサーダ捕手に送球し、間一髪のタイミングでジェレミー選手は本塁で憤死。
このままヤンキースが虎の子の1点を守りきりシリーズ初勝利をあげます。
しかしながら、このプレーを境に一気に流れが変わり、A’sはまさかの3連敗でシリーズ敗退。
こんなことがあるのかと、1989年の日本シリーズで近鉄バファローズが読売ジャイアンツを相手に3連勝からの4連敗を喫したとき以来の衝撃を覚えたものです。
なお、このリクエストを送ったのは2011年の11月下旬。
2年近くの歳月を経ての返信となりました。