きょうもお立ち寄りくださり有難うございます。
森信雄(七段)門下にはA級棋士がお二人もいらっしゃいます。
凄い!!なかなかいないですよね。
今回は、そのお二人の同門対決を順位戦から棋譜とともに「次の一手」を挙げてご案内します。
開始日時 2021-09-14 10:00
棋戦 第80期順位戦A級3回戦
先手 糸谷哲郎 八段
後手 山崎隆之 八段
手合割 平手
場所 関西将棋会館
持ち時間 6時間 消費時間 125▲191△348
戦型 角換わり腰掛け銀
将棋フォーカスではお馴染みの山崎八段ですが、糸谷八段は関西所属であまり馴染みが薄い方もいらっしゃるかと思いますので、改めてお二人の略歴をご紹介させていただきます。
名前 山崎 隆之(やまさき たかゆき)
《略歴》
生年月日 1981年2月14日(40歳)
プロ入り年月日 1998年4月1日 (17歳)
棋士番号 227
出身地 広島県広島市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 森信雄
段位 八段
NHK杯 優勝2回(2004年度 = 第54回、2017年度 = 第67回)
名前 糸谷哲郎 (いとだに てつろう)
《略歴》
生年月日 1988年10月5日(32歳)
プロ入り年月日 2006年4月1日(17歳)
棋士番号 260 出身地
広島県広島市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 森信雄
段位 八段
- 竜王 1期(第27期)
35手目33角成
次に☖33同金なら、金が立て直す手が必要になってまいりますね。
45手目58玉
一旦は69にいた先手玉が中住まいの形へ動きました。
地下鉄飛車との組み合わせが良いのでしょうか。
66手目84角打ち
これは桂の頭を歩打ちから守るだけではないように見えますが・・・その狙いは?
73手目38銀
☖46歩打ちに対して47銀をにいた銀を引いた局面。
【次の一手】
108手目23同金まで。先手番。
次に、shogiguiによる解析で最善手を示します。
----------------------コーヒーブレイク------------------
将棋サロンが開く時間まで荻窪(東京)のカフェでちょっと一休み。
いつになったらコロナは収まるのかな???
【shogiguiによる解析】
最善手:☗32銀打ち
本譜では、☗31角打ちでした。
どちらも良さそうに見えて迷う局面ではないでしょうか。
《終局》
125手目21飛打ちまで。
《本局を通しての解析》
悪手:先手2。後手3。
【棋譜】
再生して初手から終局までごゆっくりお楽しみください。
➡https://noike.info/kifup/2021/09/2021-09-18--07-51-32--616719/index.html
勝利した糸谷八段は2勝1敗。一方山崎八段は3連敗となり、降級者2名という規定が心配になってきます。
今後の奮闘に期待しています。
【順位戦A級成績】