お花見からゴミの山 | 気象予報士のさくらコラム

お花見からゴミの山

弓木春奈です。

お花見シーズン真っ只中!

東京のお花見名所、
上野恩賜公園では、約1200本の桜が咲き誇ります。
今年もとても賑わっているようですが、
昨年の桜まつり期間中(17日間)は、
159万人もの人が訪れました。

人出とともに増えるのが、ゴミの量。
レジャーシートや空き缶、紙皿、紙コップ、
食べ残しなどが多いようです。

昨年は、桜まつり期間中に185トンのゴミが出ました。
町中を走っているゴミ収集車(2トン車)、約90台分に相当します。
また、桜一本あたりにすると、
154キロのゴミの山!
前年と比べると、30万人ほど人出は減りましたが、
ゴミの量は、ほぼ同じでした。


同じく都内の井の頭恩賜公園では、
お花見期間中(17日間)に、660立法メートルのゴミが出ました。
桜一本あたり、
家庭用ポリバケツ(45リットル)、約30個分!
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これらの処理は税金で行うことになります。
上野恩賜公園では、昨年530万円もの費用がかかったということです。

今年は、お花見期間が長いため、
お弁当やビールなどの消費は増え、経済効果が期待できますが、
ゴミの処理には、莫大な費用が予想されます。
お花見は、実は見えない所でお金がかかっているのです。