『バンクーバーと桜』 | 気象予報士のさくらコラム

『バンクーバーと桜』

小野塚千恵です。

冬季オリンピックが開幕しましたが、
バンクーバーは意外にも『桜の街』だという事を
ご存知でしょうか?

今から約80年前に日本からカナダへ
寄贈されたのが始まりで、
桜並木は古くから市民に親しまれています。

バンクーバーの桜たち
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【バンクーバー経済新聞より】

バンクーバーでは今月上旬に、
早咲き種(ウィットコム)の桜が平年より
約1ヶ月も早く咲きました。

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【バンクーバー経済新聞より】

原因は、気温の高さで、
2月の気温は、平年を3℃近くも上回っています。


ところで、日本では桜(ソメイヨシノ)が
早く咲くと長持ちするというデータがあります。

東京の開花平年日は3月28日。

1953年からの統計をとってみると、
平年より3日以上早く咲いた年は、
開花から満開までの日数が約10日かかっています。

ソメイヨシノの寿命は、
約1週間~10日ですので
早く咲くと、寿命いっぱいに
長く楽しめるという傾向があります。

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2009年 目黒川にて

今年の開花予想日(東京)は3月25日ごろ。

シナリオ通りに行けば、
今年は長く桜を愛でる事ができそうです。