第2回(5/16)の感想

廣岡健司先生、石井淳先生(アンダーソン・毛利・友常法律事務所)】

 

1.形式 

この日は、3か月に亘る「アンダーソン・毛利・友常法律事務所」によるセッション(計3回)の第2回です。

セッションは講義形式で、テーマは、「海外進出のためのM&A(英文買収契約ドラフトを題材に)」でした。

廣岡健司先生、石井淳先生、海外進出に特化したMA案件に精通されたお二人の先生方に、ご講義いただきました。

 

2.前半

廣岡先生からは、今後の世界経済の動向と投資案件実施の場合の留意点についてお話いただきました。

特に、世界的な景気減速が予想される中において、海外MA案件を実施する場合に、日本企業は法務的にどのような点に留意して進めていけばよいか?

そして、その中において、リーガル(社外or社内の弁護士)として、どのようにコミットしていくべきか?法務的に対応できる事項と、その限界(法務以外での対応が必要となる事項)は?について、豊富なご経験を踏まえて、今後の見通しについてレクチャーいただきました。

 

3.後半

石井先生からは、現在の海外投資案件において、リーガルとしてどの辺りが争点になりうるのか?という実践を踏まえたドラフティングのあり方についてレクチャーいただきました。とりわけ、MAにおいて、最大の論点になる「譲渡価額」の決め方について、米国や英国、そして日本におけるプラクティスを基に、リーガルとして提案できる条項例について、講義いただきました。

 

.感想

個人的に印象に残っているのが、約90分の講義において、日本語だったらこういうドラフティング、しかし、英語だったら、このようなドラフティングになりますよ。という、書籍にはあまり載っていない、まさに海外投資案件における、ノウハウが凝縮された対応例をレクチャーいただけたことです。

投資案件において、いろいろなスキームや条項例はありますが、この場合は、こうするのが一般的、この場合は、こうした方がよい、という経験則は、なかなか共有されていないのが実情です。両先生のご経験に根ざされた相場観を率直に語っていただけたのは、若手にとっては、本当に有難いことなのだろうなと感じました。

セッション後、事務所新オフィスの最も眺めの良い会議室にて、懇親会が開催されました。

セミナーでは聞けなかった、いろいろなお話を聞かせていただくことができたのは、両先生の親しみやすさがあったからこそだと思います。廣岡先生、石井先生、ありがとうございました。

 

4.今後

次回のセッションは、

6月13日(木)18:30~

「いわゆる日本版『同一労働同一賃金』について」

こちらも、経験豊富な先生方から貴重なお話が聞けそうで、

今からとても楽しみです。

 

※ JILAの研究会(芦原ゼミ)で、今年は、特別研修を行っています。

これは、私から、JILAのプラチナ会員である4つの大手法律事務所に、

順番に、3か月間、趣向を凝らした研修をお願いし、実現しました。

詳細な内容は紹介できませんが、感想をお伝えします。

このシリーズは、不定期となります。

 

 

 

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