FBとLINE BLOGで、

丸善アエル店にて、版画展をやっていて

一つ作品を買ったことについて

書きました。それがこの絵です。

※仙台丸善アエル店での版画展は

本日13日までです。

 

 

私よりももうちょっと

年代が上の方なら、どのシーンか

わかるかな?

 

 

完全に直感買い。

特にファンでもなければ

ただ、懐かしいね~程度のことなのに、

家に連れて帰ってきた理由があります。

版画展は、

 

 

松本零士氏

(宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999)

ちばてつや氏(あしたのジョー)

手塚治虫氏(鉄腕アトム、その他多数)

 

 

さて、この中からどなたの作品を

買ったのか?というのを書きました。

みなさんのご意見を楽しませて

いただきました。

 

 

コメント欄では大当たりの方も

数名いらっしゃいました。

しかも、どのシーンかも

書いてくださっていました。

よくわかったな~・・・と

すごい感心いたしました。

 

 

実は、最初に家に

持ち帰った作品は違うものでした。

 

 

最初に買ったものは、

あしたのジョーの下記の

サイトの一番最初の版画。

タイトルは「打つべし!」でした。

こちらの最初の作品

 

 

仕事をする上で、

「今日も、打つべし!打つべし!

打つべし!」の精神でこれをみて

モチベーションをあげよう、と

思いまして、これを手に家に戻りました。

 

 

しかし、家に帰ってから、

買わなかったある作品が

何度も何度も私の脳裏をかすめる、

というか、潜在意識の奥底から

湧き上がるかのように、

絵が目の前を通り過ぎました。

 

 

それで、電話をして交換してもらうことに。

サイズが大きかったようで、お値段も

一気に約10万円高くなったのですが、

それでもよかった。

 

 

あしたのジョーの版画では

この絵が一番人気だったそうです。

 

 

なんとなく、カラーのほうが

お得感があるような気もしますが、

しかしながら、やはり有名過ぎる

ラストシーンは、昭和のこの世代の

ジョーのファンなら持っておきたいと

思う作品だと思います。

 

 

ここに飾ることにしました

 

 

 

版画というのは、だいたい

200くらい制作するそうです。

この絵は人気なので、

もうすでに200は完売していて、

私が買ったのは、H.Cと言われるもので、

非売品の部類のものだそうです。

 

 

 

 

版画作品の3~10%ほどを

見本や資料として作者や展示用に

保存版を作っているそうです。

その数少ないうちの一つが

我が家に来ました。

 

 

ちばてつや氏の直筆のサインが

ついており、これは今後

どんどん価値もあがっていく

作品になるようです。

 

 

 

 

手塚治虫先生の、素敵な作品も

たくさんあったのですが、

直筆のサインではなかったので

割と価格はお安いものでした。

 

 

最初ね、鉄腕アトムが

可愛すぎて、アトムを連れて

帰りそうになったのです。

 

 

さて、なぜこれを買ったのか?

そんなことを最後に書きたいと

思いました。

 

 

これはジョーの

最後の試合の最後のシーン。

判定負けという結果では

あったのですが、試合での

果敢な戦いは本当はジョーの

勝ちであるかのように見えました。

 

 

そして、この作品に描かれたのは、

試合が終わったあとのシーン。

このシーンは物議を醸しました。

なぜなら、ジョーが、

死んでいるようにも見えるからです。

 

 

何も説明が加えられていないので、

解釈は読者に任せられているようです。




 

 

燃えたよ・・・

真っ白に・・・

燃え尽きた・・・

真っ白な灰に・・・

(あしたのジョーラストシーンより)

 

 

燃えて燃え尽きて、

灰になるまで戦い、

しかしそれでいて、

満足気に微笑んでいる

 

 

私は、これを見たときに、

精一杯生きて、こうやって自分が

この世を去る時に、満足しながら

微笑んで逝きたいのだ、と思ったのです。

 

 

ある解説ではこうありました。

 

 

ジョーは「負けたがまっ白に燃え尽きた」

となれば、「ジョーは勝ち負けに関係なく、

まっ白に燃え尽きることができたのだ」

ということが分かります。

 

 

自分が負けて喜ぶ人は

あまりいないでしょうから、

「負けたが満足している」ということは

「勝っても満足するはず」、だから

「勝敗に関係なく満足している」

ということになるからです。ソース

 

 

なので、最初に買った

「打つべし!」ではなく、

私はこれを見て、こうやって逝く!

幸せな笑みを浮かべながら・・・

 

 

そんなことを日々思い出すのに、

毎日見ていたい作品だと思ったのです。

 

 

人生は、勝ち負けなど全く関係なく、

自分が生きたいように生き、

そしてどれだけ笑って、

どれだけやりきって満足して

あの世に逝くのか?という課題に

万人が直面していると思うのです。

 

 

この絵を見てそれを思い出し、

悔いなき人生を歩んでいきたいと

思います。

 

 

女性にはあまり萌える絵では

ないかもしれませんが、

私はこのシーンに魅せられて

しまったのでしょうね。

 

 

家に戻っても忘れられなくて

交換して連れ帰ったくらいですから。

 

 

さて、あなたはどうやって生き

どうやって逝きたいですか?

ではまた明日。

 

 

※雑穀米が入荷しましたので、

明日から発売開始いたします。

 

 

※作品の接写は、著作権違法に

なると思いまして、お店の人に

お聞きしましたら、展示会の写真は

NGですが、購入した写真を接写し、

SNSなどに載せるのはOKだそうです。