どうも、楽しいことや幸せであることだけが、
成功だと思っている人も多いのですが、
実際のところ、人の完成形は、
両極を経験することなのです。
完成、というのは
パーフェクトという意味ではなくて、
両方を知ることで、やっと一つを知る、
という意味。
物事には、半分の意味しかありません。
それは、つらい経験をしても
その裏側には、幸せがあり、
幸せを経験しても、その裏側には
つらさもあるのです。
もし、今つらい経験をしている人は
ちょっと視点を変えてみると、
その裏側の幸せやいいことに
目を留めることさえできれば、
そのつらさから早く脱出できます。
たとえば、つらい経験をしている人は、
ここを乗り越えられたら、強くなれる、
という希望を持って、よし！乗り越えてやろう！
と強い意志が身につくかもしれません。
強い意志が欲しくても、
コンビニやスーパーでは売っていないので、
簡単に手に入れることはできませんが、
経験がそれを持たせてくれるように
なるかもしれません。
それを乗り越えた時に、
あのときのつらさが、
今の自分を支えている、ということを
言われる人が多いですが、それは、結局、
経験したくないつらいこと、というよりも、
経験しておいて良かったー！という
プラスの出来事に転換できたから。
逆に、今幸せを感じている人は、
それが長く続くために、
その裏側の良くないことをも、
ちょっとだけ視野に入れると、
今ある環境も手にしていることも
ありがたいことなのだ、ということを
心に留めることができ、慎重かつ、
感謝の気持ちで過ごすことができるのです。
幸せなことだけがいいことではなく、
お金があることだけがいいことでもなく、
成功だけがいいことでもなく、
その反対側も経験して、一つの完成形が
出来上がるのです。
すべての人に生まれた意味や
ミッションがあるとしたら、
両極を経験することなのだな、と
最近つくづく思うのです。
若い時の苦労は買ってでもしろ
なんて言葉は誰が言ったのでしょうね？
若い時に、その苦労があると、
それが経験値となり、知恵が身につき、
そして、強さが身につきます。
知恵✕強さは、人生を賢く歩む上で最強。
これに、先見の明、物事の本質を見抜く力
などが加われば、思うように生きられることでしょう。
それらは、生まれながら、
天性で持っている人もいれば、
人生の経験値でいっこいっこ
身につけている人のほうが多いでしょう。
良い経験、悪い経験をすることで
それらは身につくようになっているから。
知識は本を読んだり、勉強したら身につきますが、
知識は適用しなければ、自分のものとならず、
知恵には転換できませんから。
しかし、経験から学びを得た時に初めて、
それは知恵になります。
私は、例に漏れず、
経験を学びに変えてきたタイプなので、
天才肌ではなく、一つの経験が
情報源になっています。
酸いも甘いも、どっちも経験できることは、
このあとの人生において、
必ずや役立つこと、知恵に転換できることなので、
一つ一つを学びに変えてみましょう。
そうすることで、
どんな嫌な経験も、どんな素晴らしき
幸せな経験も、人生において
味わい深い、いい出来事だったよなー、
と言えるから。
