犬同士のコミュニケーションを邪魔しないと、こういった場面が見られます![]()
ブリタニーのりん(パピー)のコングへの関心を感じ取ったシェパードのブブが
りんの目の前で大事なコングをぺっと出した。
りん。固まる。
りんの視線はブブに。上目づかい。
ブブはりんにもコングにも視線を合わさない。耳が後ろに反りかえってるのが
特徴的。
口元を緩めて、舌を出しリラックスした様子を見せてます。
でも、その場を離れないのは譲るというよりは一緒に遊びたい気持ちの表れの
ようです。
りん。ようやくコングを確認。
ブブは姿勢を変えず、リラックスの表情のまま耳と視線が別の所に意識がいったのか
正面に向いてます。でも後ろ気味。
キャバリアのマイキーは私の視界に入りにきた模様![]()
緊張が完全には取れていないりんは、ほどほどにコングの確認をして
遊ぼうとはしません。
ブブの動きにまだ確信が持てないんでしょうね。
ブブの大事なコングを奪わずに、確認させて貰ってその場を離れて行きました。
この間2分程。ちょっと切ないブブ。
こういった犬のボディーサインを見ていくと、介入が必要かどうかが分かり
犬同士のコミュニケーションを邪魔することがありません。
ブブは終始、リラックスを相手に伝えてはいたけどりんの緊張を受け取っていたようで
りんが離れた後に座りました。やさしい子ですが、少し誘いが下手っぴです。
双方の様子から、資源を介したやり取りをそのまま見守っていましたがどちらかが
コミュニケーション不足の相手であれば少し介入をする必要があります。
遊びには発展しなかったもののこのケースは、
相手から資源を奪う・守るという『誤学習』を生むことが無く、
お互いに譲る・緊張を緩和する・回避するという好ましい平和な行動が見られました。
行動修正などの、しつけに関することでは『犬の感情は見ない』というのを基本に行いますが、
感情が支配するコミュニケーションの場では、感情の理解は必要だと感じています。
言語が違う人がそれを理解しようとしてるのだから
犬同士のする会話から読み取る為の観察をする。
犬が苦手な犬の練習 (←Poochesでのオーナーによるレッスンの様子)
リードをつけた状態での犬同士の接触はこのボディーサインが
上手く出せないので注意が必要です。かといってフリ―なら上手くいくか。
とそんな単純な話でもないですが。
D-bacのセミナーで「シグナル」というのをオーナーが講義をしていますが
こういった事を知っておくのも楽しいかもしれませんね。
私も以前このセミナーを受け、自分自身の理解をもっと深めたいと思ったのですが
ドッグトレーナー以上に勉強熱心な飼い主さんが増えてきて、私たちの仕事が無くなりそうです
(笑
犬にとっては、それが一番の幸せでしょうけどね![]()
おまけ。
りん、私に許可を仰ぐ⁈
「え~どうしたもんでしょ。」
イジワルじゃないよ。自立して欲しいのさ![]()
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