犬の遺伝子に組み込まれた一連の捕食に至る行動
犬が空腹を満たす為には、自分で獲物を捕っていたことから
「探す」「追跡する」「忍び寄る」「追いかける」…
そして仕留める為の行動に移っていきます。
この行動は3カ月に満たない子犬にも既に見られます。
レトリバー種が投げたボールを持ってくる行動もこのモーターパターンから
考えれば、獲物を回収するという遺伝子に組み込まれた行動なんですね。
気をつけたいのは、この行動は「内的報酬」が出てしまうことで
どんどんエスカレートしてしまうということ。
いわば、興奮材料がたっぷりです。
動くものに反応して、吠えかかったり攻撃的になったり、くるくる回ったり、周りのものを
咬みついたり。こうなるともう止められません。
パピーの頃からこういった行動パターンをさせないように気をつけてあげる必要があります。
このトレーニング自体は私自身もまだまだ勉強中の部分なので。
もっと検証できた事例が出てきたら、書いてみようと思います。
獣猟犬である甲斐犬のりくとうさぎなどの小動物のような動きをするスムチのつくし。
オーナーからも注意するよう私にも指示が入ってます。
パピーレッスンを受けていて、ホテル利用中のりくはとても良い方向に
進んでいます。
パピー同士のコミュニケーションをとる時間があり、落ち着いた成犬との接触があり、
人の監視と指導があります。
遠くから、伏せてじっとターゲットを見据える行動をしていたりく。
素早く獲物に襲い掛かる前の仕草を練習してるようです。
その仕草が出たら、ストップをかけ遊びが終了してしまう事を教え、別の行動で
遊びに誘うように学習のチャンスを与える。
りくはつくしとも上手に遊べるようになっています

つくしがたくましいので、逃げまどったりしてりくの興奮を助長させないのも
良い結果に繋がってます。
つくしの配慮としては、追っ払うような行動が強くなりすぎる前に相手を呼び
距離を置いてあげること。
そうしなければ、つくしは唸ったり吠えかかったりの行動がどんどん強化されてしまうから。
フリースタイルでのディケア施設が成り立つ為には、私達が犬の行動をしっかり理解して
いかないといけないなとつくづく思います。
保護犬のクッキー(雑種)もつくしとは仲良し。
優しいクッキーの相手をしてるのは、小さなつくしの方なんです。
iPhoneからの投稿





