ゆめかわな
ピンクとあおむらさきの
キャンディカラーアジサイ
サンリオのキキララちゃんみたいな色

「 紫陽花や きのふの誠 けふの嘘 」
 正岡子規

どんどん色が変わるアジサイを見るのが
最近の散歩のたのしみでした。


でも
アジサイの語源は
 「あじ」は集(あづ)で「ものが集まる」、「さ」は真(さ)で真実
 「い」は藍、 
「真に深い藍色の花」の意

なので青のアジサイ 
しかも周りにしか萼(花弁に見えるものはドクダミと同様の萼で花弁ではない、小さく芯のようなのものが花だとのこと。。)がない
ガクアジサイが原種で、ガクアジサイは日本の在来種そして固有種らしいです。

中には有毒性が報告されている種もあり、仲間であるアマチャノキから入れる甘茶で灌仏会に子供が中毒を起こした報告を読み
葉からシアン化合物(青酸配当体)検出されたと聞くとミステリーのことを考えてしまう。。
出典

そして、色が変わるのには土壌のアルカリ性と酸性が関係している理論を使って色々なミステリーで根本に色んな物を埋められている木でもあり、私にとって桜に続いて怪しさを内包している植物

なお、毬のように芯までガクが開いているのは
欧州で品種改良された園芸種
欧州で絵画に現れるアジサイは日本や中国から輸出されていったアジサイの改良版らしいときいて、最近買った画家の研究書の表紙絵をまじまじと眺めました。

参考



あぢまっているガク
この真ん中で小さく咲いているのが花と雄しべ雌しべのようです



爪先が藍に染まるような色つきの萼


晴れた日に見ると穂積皇子にうっとおしいといわれるのが納得
夜か、曇天のしたで見たい


最近のかなりお気に入り園芸種
ダンスパーティー
ピンクのチュチュスカートのバレリーナが
ぴょんぴょんくっついているようでかわいいです
萼は基本が四弁らしいのですが
三重にかさなり、12~15弁ある華やかさ


白に紅の粉をはたいたような品種
五弁のガクはまるで桜草のようです
お蕎麦屋さんの前の植木鉢に植えられておいてあり
このあと何日かして、前を通ったら
色が青くかわっていたのでほんとに七変化、
幽霊花との異名もあります。
幽霊花なんて、こんなグラマラスに一塊が大きくなる花ではなく
もっとひょろひょろの花なイメージ

幽霊
というか、
気色悪い見た目、、
ジブリの虫めずる姫の温室にありそうな



このアジサイの蕾

アナベルという
こちらもダンスパーティー同様近年よく見る
ガクの細かい品種
茎が細く柔らかく木よりも草というかんじ

菌、、、粘菌を感じる
胞子も出しそうです。。
開くと


こんな感じでレースのような繊細なガクでした



開く過程の比較

植物、興味がつきないです。

このコロナ禍で
SNSに植物をアップロードする人がすごく増えたと統計が出たそうです
まさに私もそのひとり
行動範囲が狭くなる分、今まで見逃していた色々が目に飛び込んでくるようになりました

洗面台の緑青や
風呂場のカビとか
トイレのウォシュレットノズルなんかも
目に飛び込む
トイレは使う頻度が増えたせいもありますが

週末ごと、大掃除のように細かい箇所の掃除や漂白してしまう

尾籠な話でオチになって恐縮です