食洗機アニミズム。

（本文と特に関係のない画像かもしれません）

なぜかわからないのですが、

何日か前からかるい多幸感みたいな気持ちがふっと湧いてくることがあって、

いい傾向なんですが、原因がわからない。

いろいろ悩みはあるんですが。

ガス炊飯器を注文してから電気炊飯器の安いやつを買ったんですが、米をワンランク上にしたら、

あら？これでもけっこう美味しいんじゃない？という気持ちになってしまい、

くっそう、もしかしてガス炊飯器頼まなくてもよかったかなあ、と一瞬思ってしまったり、

冷静な息子氏に、でもなんでもスペアはあった方がいいよ、と宥められ、それもそうかと。

食洗機が壊れたのが数日前で、うわあ、だったらガス炊飯器を頼まないで食洗機の修理代か買い直し代に

充てるべきだったじゃん、とまたまた後悔。私は体は大きいが、そういう人によくあるように心はキュートなサイズなのだ。

ちょっとのことで海より深く落ち込み、空より青く真っ青になるのだ。そのかわり、小さなことでも大喜びするわけですが。

少し前から片づけなきゃということでゴミをまとめたり、目をつぶっていたダンボールの中身を整理したりしていたら、

いろいろ発見されて、けっこうな片づけ長者。

そしてきょうは片付けをしていたら食洗機が突然、直った。

いくつかのボタンをちょこちょこ押していたら、いきなり復帰したんですよ。寒かった日があったから、そのせいで不具合があったのかなというのが私の見立てですが、どうなんだろう。

洗濯機をまわして、息子が張ってくれた長いロープ3本に干す。干すところは充分にあるので、洗濯が楽で気持ちいい。脱水も十分効いているし。洗濯機の末期は脱水が効かないから2日くらいかけて干していて、洗濯そのものが憂鬱だったなあ…。

洗濯機と食洗機と炊飯器が機能するだけで人生こんなに晴れやかになるなんて。

でもタイミング的には多幸感のほうが２、３日先に来てから食洗機が直った感じなので、気分が上向きだとモノが直るのか？

それともとりあえず天中殺の終わりは近いからでしょうか。

うーーーん。

ところでこの記事を書いている間、4時間くらい中断があり、電気炊飯器はがんばってくれてはいるのだが、

やっぱり使い慣れたガス炊飯器の炊き加減の方がよかったかな、という迷いがでてきてしまって、ちょっと電気炊飯器に対して疚しい気持ちが芽生えてきてしまっている。私は幼稚な人間なので、原始的なアニミズムで生きている感じがあり、いろんなモノの気持ちになって考えてしまうのだ。

ガス炊飯器と電気炊飯器はいま同じ場所にあるのだが（ガス炊飯器は新しいものが来るまで自分でガス管を外すのが怖くてそのままにしてある）、私のいないところで両者のあいだになにかドラマが展開している気がしてならない。

ちなみに機械類だけではなく、洗濯籠や干されている毛布やストーブや薬缶の気持ちまで察してしまうため、気を遣いすぎて疲れやすいのである。そうは思えないだろうが、私の中では私は気遣い屋さんなのである。

薬缶や鍋の気持ちになるあまり、人間の気持ちを慮る余裕がないところが私の困ったところである。

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