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きのう、Bunkamuraザ・ミュージアム≪ボッティチェリとルネサンス≫のあと,

1Fのカフェでサンドイッチでもたべていくかな-どうしよかな-と迷っていたらギャラリーが目に入り,

なかに入ってすぐに目に入ってきたのがこちら.



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えっ。

倉橋由美子『パルタイ』ですと?

あー、たしかにこの世界観は倉橋由美子の小説にぴったりだ。

と思って、いままでの倉橋由美子の本の装丁挿画のあれこれが思い出され、

作田富幸の銅版画の世界へ…。.



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こちらが原画。


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一見してマグリットの絵を連想させますが、さらに過激に顔を覆う布の密着感がすごいです.


息ができない.そしてこの女性と思われるなにかが木組みでできている…。



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アルチンボルドとボタニカルアートの融合のようで,独特のクールさがあります。

ほかの作品もシュールレアリスムやボス、サルヴァド-ル・ダリ、ブリューゲルなどすきな画家たちの
血を感じさせるものばかりでして.

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圧巻はFace100。


猪熊弦一郎や吉村芳生や横尾忠則もそうですが、顔をたくさん描いた作品って全体としても

なにかの肖像のように思えてきます。


一枚一枚がエッチングで,モノクロと銅版画に着色したものがあります。



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オブジェ作品もおもしろかったですよ-。ちょっと工藤哲巳を思わせるものもあったり、

でもあんなに内蔵チックでもないです。いろんな作家の影響を受けながらも、非常に

クールで知的な作風になっていてそこが魅力でした。



会場内につるされた、大きな紙でできた人形も、影絵劇の人形風でもあって目をひきます。


会場内にブログやFacebook、ツイッタ-で発信できるかたならフラッシュなしの撮影OK、とあったので

撮りました。


銅版画の作品なので、海外で受賞し、美術館で買い上げになった作品も一堂に会することができて見ごたえのある個展でした。