ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展、
やっぱりクロード・モネの「ラ・ジャポネーズ(着物をまとうクロード・カミーユ)」!
展示の部屋を丸ごと1室つかって、壁も濃い紅色のクロスを張って、絵が宝石のような展示だった。
絵が大きいのもあるけど、高い位置に上げて展示していて、柵もないし、こんな名画をこんなにストレスなく見られるとは…。
予想以上に鮮やかな色彩と、纏った着物の立体感に目を瞠りました。
修復は2013年から1年以上かけて行われ、古いニスやワックスを丁寧に落として、
本来の姿に戻したそうです。この展覧会のために。
ボストン美術館の修復作業にも感謝ですが、
モネがこの絵を、カミーユ夫人をどんなに尊んでいたかが伝わるような解説や修復チームの発見も興味深かったです。
対になる作品で、どちらもカミーユ夫人と等身大で製作されているのだそうです。
興味深いのは、修復作業でX線をあてたところ、
キャンバス地は2枚だったのだそうです。
そして、カミーユ夫人の背面に扇面流しのように装飾的に配された団扇が、何度も配置を変えて描かれていたということ。
機会を得ることができてよかったです。
ではー。
(なぜかアキバに戻り中の菅原でした)