13代目鈴木盛久の野溝釜に描かれているおサルさんは、長谷川等伯の
竹林猿猴図屏風(ちくりんえんこうずびょうぶ)に似ているそうです。
おなじ種類のおサルさんですが、ポーズはちがいますよね。
竹林猿猴図屏風は3点あるそうなので、ほかの屏風なのかもー。
「難波屋釜」
こちらも持ち主による釜の名称で、大阪の人が持っていた釜に因んでいます。
画像を探して見たのですが、残念ながら。
どういう本歌取りをしたのか知りたかったのですが。
それにしてもこの上半分のマントのような形状と、下の半球のような
組み合わせ、幾何学的なおもしろさがあります。
マントの端なんて切れそうなくらい薄くつくってあります。
この釜は炉から風炉にうつる3月、4月(流派によってちがうらしいです)に
使われる透木釜でして、釜の羽根が特徴です。
どんな茶席に遣ったら似合うかなーと思って、
私はバサラ大名が集まっての茶席にあったらいいなあと
思ったのですが。
茶碗も釜も軸も、バサラ統一。どうでしょうか。










