襖絵ですから、襖としておなじ室に対峙するように配置されていて、
それがまたおもしろかったです!
その日のお客さんは私たち親子ともうひとり、若い男性だけだったので、
ゆっくりすきなだけ見させてもらって…
虎のいまにも飛び出してきそうな3D的な構図もよかったですが、
龍の伸び伸び描かれた感じもよかった。
虎というか、巨大な猫ですけどー。
余談ですが、私がこの虎の目玉はにゃんこの目なんだよね、
当時のひとたちは虎をみたことがないから、中国からの虎の敷物や、
朝鮮の絵で虎を想像して描いていたんだよー、
とざっくりすぎるコメントをしつつ図録を見ていたら、
息子がなぜ虎はネコ科なのに、
猫みたいな目なの。
と質問したので、
ネコはエジプト出身じゃん、あそこは暑くて眩しいでしょ、だから瞳孔をほそーく
して眩しさに対抗するわけだ。
トラはジャングルの密林とかにいるでしょ、暗がりで獲物を狙うわけで、
瞳孔がまんまる仕様じゃないとよく見えないわけよ、
と、たぶんいろいろ間違っているであろう解説をしてみました。
息子よ、
お母さんの言うことをあてにしないで自分でネット検索でもするがいいよ(笑)。