夜景を見ながらビアガーデン☆
テレビ塔のビアガーデンより落ち着きます。
ま、フリーですけど(笑)。
名古屋テレビ搭の3階につくと、背の際立って高い男性に案内されて、会場へ。
各回定員50名とありましたが、20人でもきついかも~と思われる、小屋です。ちなみに一日5回公演です。
天井からは血を思わせる赤い、ボロボロに裂けた布が下がっていました。
やがて開演時刻になり、さきほどの背の高い(190cm近かったと思います)男性が現れ、開演に前の諸注意を述べて去り、
電話で話しながら現れたのは会社員らしい若い男性。
どうやらこのテレビ塔でかつて祖母が働いており、
祖母から聞かされていたあるエレベーターガールの話の真相を摑みに来たらしい。
男性の祖母の若かった日に、エレベーターガールとして働いていた笑顔の素敵な女性。彼女はある日、青ざめた顔で、
「もう歩きたくないんです」
と語り、翌日から出てこなかった。その後男性の祖母も結婚で仕事を辞め、彼女のことは不明なままだったのだが、
亡くなる前に、やっと彼女の言った「もう歩きたくない」の意味がわかった、と語ったという。
しかしそれがどういう意味なのか、祖母もまた謎を残して亡くなってしまった。当時のことを知りたい、と男性はここにやってきたのだった。
男性の問い合わせに応じたのは、これまた長身の女性。現在このテレビ塔で働くエレベーターガールらしい。
愛想良く男性の話を聴いていた女性だったが、60年前の女性のことはなにも知らないという。
しかし男性がお手数をおかけして、と謝辞を述べ、席を立とうとすると、
最近、おもしろいことがあって、と話をはじめる。
それはおもしろい話ではなく、ザワザワする話だった…。
舞台と客席があまりに近く、タイトルに「怪談」と銘打っているので、やりにくいんじゃないかな~と思っていたのですが、
演出と照明がよかった。
15分と短い上映時間でしたが、楽しませてもらいました。
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