パン オ ヴァン
赤ワインで一度煮て、じっくりマリネしたドライフルーツやナッツ類を、
赤ワインの入った生地に練りこんだ贅沢なパン。
このパンを作る過程もスクリーンに映し出され、
志賀シェフから説明があったのですが、
具材の多いパンを作る時のポイントとして、
ミキシングを怖がらずに長くとること、と、教わりました。
じつは具材がぐちゃぐちゃになるんじゃないかと思って、
ずっとポコポコはみ出る丸のまんまの具材と形成のたびに格闘していたんですよね。
これは目からウロコでしたわ。
赤ワインのパンですから、
あわせるワインは赤。
黒っぽい(亜麻仁がたっぷりはいっていて、ミネラルが豊富!)キャトル ヴァン
と、
薄い茶色のパン コンブレ。
パン コンブレは乳酸菌入りということでしたが、その後味のミルキーさ。
パンの味自体が甘いんじゃなくて、味わいに甘いミルクがふわっと残る感じ。
パンとワインの試食とシェフによるセミナーの最後の質問コーナーで、
聞いてしまいましたよ。
なお、質問コーナーでは手をあげて級と名前をいう事になっていたのですが、
ほとんどの人が1級でした。知識が増えれば増えるほど、
聞きたいこともふえるんですよね。
乳酸菌パウダーではなく、ちょっと複雑な工程があり、製品化できないものらしいです。ううう。
亜麻仁がたっぷりはいったキャトルヴァンについて、
たべるひとの健康を考えたパンを作りたいというのが志賀シェフの考えで、
なるべく特定原材料(アレルギー物質を含む食品たち、卵、乳製品、落花生、小麦など)を使わないパンを作ろうということで、
小麦粉はさすがに外せないけど、
しっとりさせたいなら、卵黄のかわりにカボチャとか、
じゃがいものピュレや里芋のすりおろしも使えると。
酵母をごくわずかにおさえて、
低温長時間発酵、
加水を多くすること、
この3点はおいしいパンの条件だそうです。
ほんとうに短い時間に、パン作りのポイントと、
なぜパンをつくるのかという抽象的なお話までしていただいて、
参加してよかったなあと思いました。
最後にあらかじめ申し込んでおいたスペシャルパンと志賀シェフの本(サイン入り)を受け取って、
(もちろん、1級合格者には受付で合格証をもせれば2000円お買い物券がもらえるのでそれを使って)
会場をあとにしたんでした。
ワインのおかげか、舌がかるくなり?いつもだったら、
ええー、新幹線に遅れる~という場面でも、
すみません、新幹線の時間があって、レジ先にいいでしょうか?
と言えたし、
(いつもだったら後ろでただ悶えているだけである)
ま、それも最初に自分から盛岡から来たんですよ~と周りにいいふらしておいたおかげです。
なんかねー、
この何ヶ月か、自分でもずいぶん人に話しかけたり、関わりをもつこちが楽になったなあと思う。
ではでは☆
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