正司さんと三宅さんと私の、蠍座迷子体質同盟は
ずんずん進むのであった。
この3人組の迷子っぷりは回を追うにつれて
ものすごいことになっていくのである。
JR上野駅の名物ジャンボパンダ~。
なんの気なしに、ジャンボパンダだよー、と言ったら
正司さんのこのリアクション。
う、うれしいか。
私もうれしいぞ、そんなに喜んでくれて。
もうどうにもとまらない♪
三宅さんもこの「ジャイアントパンダ」のことは知らなかったそうです。
案外そんなものかもしれませんね。
でも、ひとりで見ている分にはあ、パンダ、くらいなのですが、
テンションの高い友達とくると、このはしゃぎっぷりだ。
持つべきものは友ですなあ(テンション高めの)。
では、いよいよ、魅惑のかっぱワールドへいきますかー。
ところで、
佐藤さん、山本さんと合流するお店と集合時間が
まだ決まってなかったんです。
で、かっぱ橋に向かってあるきながら、三宅さんがメールを
したり電話をしたりしている間、
迷子同盟の菅原と正司さんの二人組は、
「直進5分」をすぎてもまっすぐ歩き、進み過ぎたことに
気づいてはた、と振り返れば三宅さんがいない。
あれ?
三宅さんがいるお店までそうとうかかって戻り、
念願のかっぱ橋へ~♪
念願かなって大喜びの正司さん。
3升炊きのガス炊飯器の前で、炊飯器談義を
する私たち(笑)。
ガスはいいぞぉ~ごはんがおいいぞぉ~。
しかしやっぱり、これですよね!
食品サンプル!
もうどれもこれも、一品ものですし、保管状態が
いいですから、作りたてみたいな鮮やかさ。
三宅さんも私も正司さんも飲食店ではたらいている
ので、業務用の器具を見て歩いている時も、
あ、この保存容器つかってるやつだ~と
ウキウキしていますが、
なんといっても食品サンプルはカラフルだ。
スタイリストの高橋靖子さんの書いた本に、
かっぱ橋のゴム長靴や白衣や食品サンプルを
おしゃれに使おう、
というような文章があって、
中学生だった私は「かっぱ橋」というところに
いくと、食品サンプルと白衣とゴム長靴が
もれなく売っている、
と覚えたわけだ。あれから幾星霜。
30年あまりのときを経て、こうやってかっぱ橋を
歩いている自分がいます。
食品サンプルは、だいたいが定価の20倍くらい。
インテリアとして部屋に一個くらい、食品サンプルが
あってもおしゃれかも、
と思っていましたが、さすがにしゃれで買うには
高すぎる食品サンプルの世界…。
スパゲッティのリフトアップはわかるんですが、
カレーのルーのリフトアップというか、
もちあがって静止状態、の食品サンプルは
はじめてみます。
アイスクリームのヘッド部分だけ売っているものも
ありました。
コーン(またはカップ)部分はそのままで、
季節のフレーバーなどで見本がほしいときに
使うのかな~などと想像をめぐらす私だった。
かっぱ橋は「合羽橋」と書くのですが、
地名柄からかっぱ人形がずいぶん、多かったのですよ。
ところで、岡山出身の三宅さん、山口在住の正司さんに
「かっぱ伝説」の話をしてみたんですが、
ぽかん(@ ̄Д ̄@;)
でした。
尻子玉を取られると死ぬとか、
相撲大会にでてきてやたら無敵だが、皿がかわいてくると
きいきい文句を言う、とか、
全然知らないそうです(笑)。
きゅうりがすきなんだよー、河童は。
かっぱ橋のシンボル、かっぱ河太郎。
金ぴかのすきな私は大喜びだ。
でも、正司さんの率直な指摘…もうちょっと子どもの河童に
すれば可愛いのに…。たしかに。ちょっとリアルでコワイかも。
でも、このかっぱ河太郎の場所をきいたとき、もう閉店準備中だった
お店のひとがにこにこして教えてくれたのが印象に残っています。
きっとかっぱ橋のシンボルで、自慢なんだろうなあと温かい気持ちに
なったものです。
かっぱ橋ツアーは相当おもしろかったです。
けっきょく、みんなストラップの食品サンプルを
三宅さんはスイーツやアイスクリームをみていました♪
正司さんはダンナさんに電話で注文を聞いていました。
私も対抗上、息子に電話しようかと思った…わけがないでしょー。
食品サンプルのストラップのお土産を選んでいるとき、
佐藤さんもここにいたら、すっごくよろこぶだろうなあ、
と思ったりして。
(パンのサンプルくらい買おうかなーと思ったけど、
これらもけっこうなお値段なんですよー)
三宅さんももう一度来たいと言っていたけれど、
私の最近みつけた真理ですが、
一度道筋をつけてしまえば、行きやすくなる、
というものがあります。
東京は4年前の私には異国でした。外つ国でした。
が、大食い王で何度も東京~盛岡を往復するうちに、
やがて大食いテレビ番組もいくつか入って、
あれ?
東京って案外近いんじゃないの?という気持ちになって、
フットワークがかるくなった気がします。
一度道筋をつけてしまえばいいんです。
嘘だと思ったら試しにやってみて。
一度縁ができた場所には、2度3度と行くことになりますから。
(でも縁がないところにはそのままずっと行かないままになりがちだ)
ということで、
かっぱ橋ツアーはこれにて終了。
すでに19:00ですが、品川で私はホテルにあずけてあった荷物を
取りにいってチェックインをしなければならないので、
次の合流先にはひとりで行くことに。
このときはまだ、終電前にホテルに戻ってくるつもり
だったんですよねたぶん(笑)。
その顛末は次号(つづく)。



























