と、改めておもった私でした。
父が廊下をホーキで掃いているところを、
台所から撮ったわけ。
家について、この半年いろんなひとと話をしたなあ。
ハウスメーカーさんは、同僚に紹介されたところだけですが、
具体的にマンションを買った人、
家を建てた人、
中古の家を買った人、
賃貸の人、
いろんな人(おもに30代~40代)に
話を聞いてみました。
正解ってないんだなあってやっと、
けさ、父と話していて気付きました。
いずれ年をとったら一戸建ての維持も難しいのだから、
はじめから始末しやすいマンションを選んだの、
という同級生(女)。ちなみに独身じゃなくて、
夫も子供もいます。
いいタイミングで中古で1500万円の5LDK(いいなあ!)の家を
みつけて買った、弟。ちなみに日立市です。
マンションにせよ、一戸建てにせよ、新築のおうちに
伺うと、やっぱり明るくて清々しい空気がありますが、
自分の実家のような、昭和50年代に建てられた家には、
適度な薄暗がりと木の家のもつ、おおらかさがあるわけだ。
「自分で運転できるうちは郊外に住んで、
年をとったらそれを売って小さなマンションに移るというのは
どうかなあ?」
と、「すーちゃん」の友達のさわ子さんのお母さんみたいなことを
言ったら、
「いや、ひとりで住めなくなったらそのまま老人ホームへ
入った方がいいだろ」
と父がいうので、なるほど、そおいう選択肢もありましたか!
と目から鱗でした。かといって、父の言うとおりにしようという
わけじゃなくて、
なにが正しい、ということはないんだ、と気づいただけです。
一戸建てもマンションも、生涯賃貸も
どれが得でどれが損、なにが正しくてなにが間違い、
そんなことはなく、
自分のすきなように択んでいいんだ、ということです。
父は私に帰ってこい、と言ったことは一度もありません。
18歳で進学のために家を離れてからいままで、
私が自発的(?)に実家に戻ってきたことはありましたが、
父から、帰ってこいといったことは一度もないです。
「THE ダイエット!」の関口祐加監督が、横浜の実家のお母さんが
「一度も帰って来いと言ったことがないんです」
と、映画の中でいう場面があるのですが(監督=被写体だから)、
うちの父も言ったことがないです。
地元に帰ることはないと思いますが、実家のような木の家に
住みたいと思う私でした。

