
世田谷美術館ではヴィンタートゥール展のほかに、
「小堀四郎と鴎外の娘 ひと筋の道展」も開催されていまして、
小堀四郎は鴎外の二女・杏奴と結婚した画家です。
茉莉(ちなみにSoftBankでは「まりこ」で、自宅のノートぱそでは「まつりか」で変換してます…)や杏奴や類(鴎外三男にして末っ子)の書いたもので知ってはいたんだが、
画家としての作品は見たことがなかったし、
ついでだから…という気持ちで見たわけです。
で、帰りにきょうは無理だよなーと思いつつ、
世田谷文学館での関連企画展であるところの、
「森鴎外と娘たち展」のポスターを撮っていたら、
館員の方がパンフレットもありますから~と声をかけてくれて、
イラストの地図までくれたんですが、一本では行けないんです。関連企画展は知っていたんだが、
何となくすぐ近くだと思ってたんです。でもルートを調べたら1時間かかるし~
でもイラストマップを見たら思ったら、環八沿いなんです。
「タクシーだったら近いですか
」と聞いたら、2kmくらいかなあというので、タクシーを呼びましたよ。
トゥールジャルダン前から世田谷文学館まで15分くらい。料金は2000円でした
。行っていちばんよかったのは、
杏奴のパリ時代の様子を知ることができたこと。
茉莉は美少女として母しげに磨かれますが、
杏奴は自分でも器量が悪い、と書いていたりする。
でもパリ時代の杏奴は輝いているじゃないか。
左の手脚がすらりとした小さな丸顔の若い女性が、
パリで絵を学んでいた時代の杏奴。
母にあてたたくさんの名画ポストカードには、
杏奴の溌剌たる日々が垣間見えました。
杏奴は蒼井優みたいな少女だったんだろうなあ。
分筆家として名を残した二人が、
ともにパリでの青春時代を送ったことが、
それぞれの道に導いた気がします。
あーやっと新幹線の改札だ
ではまた~