野菜のソムリエ おいしい野菜とフルーツの見つけ方
青果物健康推進委員会監修 日本ベジタブル&フルーツマイスター協会制作
(小学館)
これも「食生活アドバイザー」の試験(もうあさってだってば!)
の参照に借りてきた本です。
ひとつひとつの野菜や果物に、旬、おいしい食べ方、見分け方、
栄養分、ソムリエおススメの産地などがわかりやすくまとめられています。
野菜や果物の図鑑のような趣です。
が、そんな中にもハッとする言葉があります。
ほうれん草やしゅんぎく、はくさいなどの「立ち型野菜」は
寝かせると立ちあがろうという意識があるので、エネルギーを消費して
栄養が損なわれます、
というのです。
野菜は収穫してからも、生きているんだなーと思って、
なんだか命の力を感じました。
ということで、野菜室に立てて保存することをすすめているのですが(笑)。
また、有機農産物についても、テキストではわからなかった、
JAS有機マークは国内農産物全生産量の0.1%もないという厳しい基準を知り、
JAS有機マーク(リンゴと葉っぱを組み合わせたみたいなマーク)の重みを
理解したわけです。
野菜ソムリエの資格は、地方在住者には無理な講習があるので無理ですが、
こういう本があると独学ができていいなあと思います。
たとえば、トマトは春先のものがおいしいそうです。
なぜなら、完熟まで時間がかかったものの方が、それだけ日照時間も多いということで
おいしくなっているから。
知らなかった―。夏のトマトがいちばんおいしいと頭から思ってたよ。
というわけで、意外に知らない常識クイズみたいな本でもあります(笑)。
