朝から柿ピーをポリポリ…じゃなくて、寺田寅彦の随筆でした。
かっちり決めた随筆集ではなく、日常にふと思ったことを、
サラっと一筆で書き上げたようなさりげなさが光っています。
「自分の欠点を相当よく知っている人はあるが、自分のほんとうの美点を知っている人はめったにないようである。
欠点は自覚することによって改善されるが、美点は自覚することによってそこなわれ亡(うしな)われるせいではないかと思われる」
漱石の弟子のひとりであり、物理学者であった寺田寅彦。
烏や猫の親子、巷の雑踏から耳に入った会話、対象はさまざまだけれど、
寅彦が心を動かす様に、爽やかな風の一陣を感じさせられるのだ。
では息子をたたき起こすかー。
起きろ(ノ`Д´)ノ!
