南極料理人 男たち | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee

いやー、おもしろかったです。


地味な、淡々とした映画なんですが、


観測隊の8人の男たちがみな、個性的な演技達者ばかりで。


また、あらゆる場面に伏線がはってあって、それが同時進行で

徐々に変化していくのもおもしろかった。


若い隊員で、「1分740円」の電話を東京に残してきた、若い恋人に

かける人がいます。


砂時計をひっくりかえして、相手の女の子の声を少しでも

長く聞いていたい、その気持ちが手に取るように

分かるんですが…女の子はなんか、サバサバしています。


大丈夫なのか、この恋。


と思っていたら、


相手の女の子は、ある日、あっけらかんとして、


「好きな人できた」。


がーーーん。


彼はショックを受けますが、


次の電話では、


電話交換手の女性をくどきます(笑)。立ち直り早っ!


「KDDIの清水さん、あなたの声が好きなんです、」


と告白して、電話が切れてしまいますが、


この清水さんが、


南極越冬隊の出迎えにきてくれていたのです!



「KDDIの清水です」と、若い女性が切り出す場面は、

ちょっと感動的です。映画の余白で、彼と彼女は電話で

交流を深めていたのでしょうね。


そんなふうに、映画の中で徐々に進行していって、

最後にあ!と思わせた人がほかにもいます。


たとえば、ドクター。


空気の薄い南極で一年以上を過ごすのだから、

トライアスロンに出ようかな、と、映画のはじまりで

西村さんに冗談っぽく話していたんですが、


映画の途中で、基地から外へ飛び出し自転車をこぐ場面が

ありまして、ほー、やってるわい、と思っていたら、


日本に還った西村さんが家族でくつろいでいたら、

テレビの画面に、トライアスロン初参加で飛びだした男がいて、


それがドクター(・∀・)V.。


なんか「ベンジャミンン・バトン」の、若い日に出会った女性が、

70代になってから泳いでどこかの湾を渡った(うろおぼえです…)という

ニュースに出ているのを見た、あれを思い出しましたねー。


淡々としながらも、いろいろなことが起こっている感じも

おもしろかったです。