実家の庭には、二羽ニワトリがいる、代わりに、
大工の父が作った書庫があるんですわ。
書庫っていっても、本棚が8個入っている、一坪くらいの小屋ですけどね。
廃材利用で、たったかたーと作ったらしいです。
結婚後、しばらくしてから実家に帰ったら、自分の部屋の本が全部消えていて、
ちょっとおー、本どこにやったのー(怒)
と言ったら、にやにやして庭を指差し。ん?掘立小屋か?
そこには、自室にあった本と本棚がきちっと入っていました。
父は本が好きじゃないタイプなんだが、私が休みに帰ったりして、
読み散らして帰った本も、いつもきちんと収納しておいてくれるのです。
ありがたや。
文庫本専用本棚も、作ってもらったなあ。
これがすんごい収納力なんだ。
文庫本が3段における奥行。文庫本が取り出せる棚の高さ。無駄なし!
市販の文庫本専用本棚なんて、しゃらくさい、と思ってしまいますね。
だって、あれ、一段しか入らないんでしょ。
それに、父の本棚は頑丈で、何年たっても撓んだりしないんですよ。
この文庫本本棚2個をいれて、8個の本棚をぎゅうぎゅうに押し込んだ
廃材利用書庫。豪華なんだか貧乏なんだか。
しかし『荷風全集』いつ読むのか私…読んでない本も多数あります。ははは。