20240107_星組「RRR/VIOLETOPIA」 | Hon Taku の With My Soul

Hon Taku の With My Soul

「感想記録用ブログ」
ときがながれてのこるものはめにみえないものだけ

『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』

『VIOLETOPIA』

 

 

いよいよ星組さんのターン。
東京千秋楽までみんな元気にナートゥできますように。

 

あんな超絶ステップでも礼真琴と暁千星だったらできるでしょうよ

と思ってしまう星組脳。そして友情にアツい物語の演出と言えば

サイトー・ジャガー・ヨシマサですよね。

オーム・シャンティ・オームは小柳先生で成功を収めたと思っているので

次はサイトー先生で一本もの「RRR」どうでしょうか。ないか。

などと、映画を観たときに思ったりしていたら、

その通りに実現しちゃうんだもの。これを思い描いてたんだと。

ハードの面もソフトの面も、この妄想を実現させる力があるというところ、

タカラヅカはすごいところだよ。 

 

ちゃんと予習しましたよ。

 

 

はつもうで。血が騒いだら旗を掲げろ!

ムラはマイ初日にしてマイ楽日…。

 

 

 

指揮は佐々田愛一郎先生。

 

 

 

ひいきめでしかないかもだけど、さすが星組というほかない。

 

『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』

 

緞帳を見たときから本当に宝塚で星組でRRRをやるんだという実感と

どんなものが観られるのかというワクワク感。

 

タニタカヤ先生の演出。

今までの演出作品との相性的に一抹の不安はあったのですが、

今回は映画を「タカラヅカ化」するということで素晴らしい仕事をされたと思います。

3時間の映画を1時間半の公演時間に凝縮しているにも関わらず、

「映画に忠実だった」という感想になるほど映画と同じ構成で

さらに新たな曲も追加されているということで、
時間感覚的には3時間以上のものを観たような気持ちになりました。

 

久しぶりに礼真琴さんが舞台に戻ってきてくれて、
星組ファンとしてはこれが何よりも嬉しく
歌って踊ってお芝居するこっちゃんがとても愛しかったです。

コムラムビームの魂の叫び、こっちゃんこういうのうまいね、

鞭に打たれながら歌うさまも毎度のことながらさすがでした。

 

ありちゃんのラーマ。

立ち振る舞いが映画のラーマに近く、よく研究したのだなと思いました。

一方でことさんのビームはビジュアルは一新といった感じ。

 

マッリを演じた瑠璃花夏さん。インドっぽい歌声はさすがでした。

彼女は台湾公演でも現地の言葉で歌っていましたね。

こういうのが得意なのでしょうか。

 

白妙なつさんはインド服姿がよく似合う。さすが世界の美魔女。 

大輝真琴さんは1789のマラーに続き同じような役ですね。

碧海さりおさんはラマールにうって変わって真面目なお仕事。

 

子供を助けるところはちょっと雑な感じがしました。

なかなか舞台に表現するのは難しいとは思いましたが。

 

イギリスといえば威風堂々です。

蛍の光、歓喜の歌、威風堂々、宝塚と相性の良い三選。

小桜ほのかさんの美しい威風堂々に乗せて開かれるダンスシーンもとても良かったです。

そして迎えるナートゥダンス。本当にやっていました。

客席も手拍子で応える星組らしい空間が広がっていたように思います。

 

民衆のシーンも多く、そこで小芝居をしている

綾音美蘭ちゃんと茉莉那ふみちゃんに注目をしていましたが、

とても可愛らしくインド人を演じていて、小芝居の女王と思いました。

茉莉那ふみちゃんはチャリタっていう役がついてるんだ。

彩園ひなちゃんとの親子が可愛かった。

 

美稀組長と都優奈さんの歌の比重がすごく高いと思いました。

都優奈さんの歌は頭ひとつ抜きんでられたと思います。

その他の場面でも102期生大活躍といったところで、

新人公演を卒業していよいよ組を支えていくお姉さんたちに

なられたんだなと頼もしく見ていました。

 

なこちゃんにソロくれてありがとう。

サヨナラショーで歌いそうだなとは思いましたよ。

なんか退団の時みたいな歌詞で、そう遠くない未来に

退団というイベントを受け入れないといけないのかななんて思ったり。

ジェニーがシータを助けるアレンジもとてもよかったです。

 

最終決戦。もう何が何やら。

 

吊るされて動く照明はタニタカヤ先生のお気に入りなんだろうな。

小柳先生がサンダーボルトファンタジーの時に使ったのが初めてと思いますが、

それでうまくビームの水とラーマの炎や弓矢で戦っている様が表現されていました。 
音響効果も大いにあったと思います。 
 

大団円へ。すぐ隣に彩園ひなちゃんが来ました。
もう卒業が決まっていますから最後に近くで拝見できてよかったと思います。 

最後は花火まで上げてました。元禄バロックロックでも花火でてこなかったっけ?

タニタカヤ先生は花火も好きなのかしら。

 

銃のある革命から銃のない革命へ。
前回からメンバーチェンジは大きいですが今回のような民衆が突き上げるよう作品は

1789で多くを学んだ下級生たちの力が活きてるのなと思いました。

 

~~

 

『VIOLETOPIA』


こちらも素敵な衣装で退廃的な劇場の世界が表現されていました。

やはり推しの組のショーは見所満載で目が足りないねえ。

なんなら観劇回数が足りない。

 

歌唱は少なめで音楽によるダンスシーンが多かった印象。
個人的には歌唱のほうが好きなのですが。 

 
プロローグ終わり、こっちゃんとなこちゃんの傘のシーンとても良かったです。

久しぶりにショーで共演ですもんね。デュエットダンスもそうだけど、

なこちゃんが幸せそうなところが見られて私が幸せでした。

 

バックステージのシーンからサーカスのシーンへと繋がっていく。

サーカスの旅芸人の小桜ほのかさんよかった。ああいう衣装が似合うよね。 
で、例の蛇のシーンですね。ことさんの身体能力どうなってんのってこと。

事前に情報があったから分かりましたが、あの状況でシーンの構成を

把握するのはなかなか難しいのではないかと思いました。 


中詰。もうここがえらいことになってます。

衣装もカラフルでみんなグルグルになってて忙しくて楽しい。

ことさんを取り囲む黄色い服の集団はベートーヴェンの楽隊ではないでしょうか。 
客席降りでは、すぐ横に鳳真斗愛さんと天希ほまれさんが来ました。

鳳真斗愛さんは顔が濃いからあんまり思わないけど近くで見たら顔ちっちゃいな。

天希ほまれさんは知ってたことやけども顔がいい。

思わずマスクの下で「顔がいい」と呟いてしまった。

 

キャバレー店主の舞空。あんなんかっこいいよね。

これも舞空ファンにとっては嬉しいですよ。

 

途中ことさんが歌と踊りだけで劇場を支配する時間がありました。

これぞトップスターの貫禄なのだと思います。

 
トレンチコートの男の天華えま。

 
廃墟から蘇って未来のビオレトピア。
奇抜なカラーの男女の群舞かっこよかったです。 

みんなグラサンつけてました。一番に目に飛び込んできたのは天飛華音さん。

ここも運動量がすごくて、終盤に来てこれだけ踊れる星組さんすげえなと思います。 

退団者がピックアップされるところは今日は拍手がありませんでしたが

千秋楽が近づいてくると拍手が入るようになればいいのになと思います。

 

~~

 

タニタカヤ先生のRRRから小柳先生感、
指田珠子先生のVIOLETOPIAから生田先生感を感じました。

 

最後まで元気に駆け抜けていっていただきたいと思います。 

 

~~

 

萩の月は15:30公演開始前に売り切れていました。