帝王切開カウンセラーの細田恭子(ほそだやすこ)です。
【産科的暴力について知る】
先日の「医療者支援者向けの帝王切開講座」にご参加くださった皆さんとの勉強会。
早乙女智子さんと一緒に「産科的暴力」について学びました。
日本では夫からのDVなどと捉えられることも多いのですが、
海外では、医療者からの暴力を指すことが多く
(身体的暴力・言葉の暴力・・会陰切開はもちろん、不要な内診も不要な帝王切開も四肢拘束も・・あれこれあれこれ)
でもじつは海外では、もうそのあたりはとっくに議論が終わっていること。
でも、日本はそこに気が付いてもいない。
私の「お産の振り返り」に来てくださる方たちの多くが、「これ」に傷ついてる。
いただいた感想から
・言われたことに対して受け入れる、受け止める、自分の中で処理してしまうのは日本人らしいのかもしれない、さらに相手が医療者であると余計ですね。
・みなさんがおっしゃっていた、自分でどう思ったの?どう感じたの?という思いを持って行動できるのは素晴らしいです。
出産は受け身ではいけない。と思いました。
・医師や病院スタッフなどの専門家に侵襲的と形容される行為や言葉を発せられて、傷ついても「わたしの感覚のほうが間違ってる」と思って黙ってしまうか、それに抵抗できなくなってしまいますよね。 力関係の圧倒的な格差。 これは帝王切開経験者でなくても、妊産婦さんの多くが感じるところなのではないかと思ってます。喜びであるはずの経験が自己肯定感を下げる機会になってしまっては、子どもを産もうという女性が減って当然です。
・現状としては、医療行為の介入の仕方は 経験に裏打ちされている感覚で行われている気がします。どこの施設でも スタンダードで行われる医療にまで引き上げなければ、このもやもやは解決されないと思いました。お母さんに、安心で安全な医療を保障するという 当たり前のことが 誰にでも 何処ででも 行われるように、何ができるか考えていきたいと思います
・一人一人の影響力は小さいかもしれません。 でも、まずは自分の身近なところから、職場から変えていく努力を惜しんでは行けないと思うのです。 産科医の壁もかなりハードだと思います。 産科医の勤務状況も過酷なことは分かっています。 でも、それを言うなら救急救命のドクターも過酷でした。 産科医だけではない。 としたら、できることってまだまだあるんじゃないかなと思ったところが実際です。
さて、どうする。
頭はグルグルしているけれど、こういう勉強会ができるようになったのはうれしいこと。
20年経って、やっとだ。
早乙女先生、ありがとうございました!
そして同じ思いを持ってくださる同志の存在が本当にうれしい。
ご参加ありがとうございました。
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