菜々ちゃん、8.6キロになりました。
父の体重管理表に書き込まれている丸で囲まれた数字が菜々ちゃんの体重です。

保護された当時は5キロでした。

栃木県のボランティアの方が、1月9日、我々が面会に行ったその日に菜々ちゃんを引き出してくださり、それから13日間菜々ちゃんの面倒をご自宅で見てくださいました。我が家にやってきた1月21日、体重は6.5キロになっておりました。それから約1ヵ月以上が経ち、さらに2キロ強増えたことになります。

最近は、ごはんを完食する日もあれば、残す日もあります。

どうやらいろいろ混ぜるよりは、カリカリだけの方が好きなようでそうしています。

日に4回あるいは3回元気にお散歩に行き朝夕のいずれかにとても良いうんちをしています。

うんちは当初は草の上でしていましたが、今はアスファルトの上ですることが多くなりました。

とてもビビりで、向こうから人や車が来ると逃げ回っています。

お散歩中にポケットから袋などを取り出すこともとても嫌がります。

小さな音にもいちいち過敏でぴょんぴょん跳ねています。

まだお散歩の仕方がしっかりと身に付いておらずジグザグに歩いたりするので、たまにゴン兄すっ転びそうになります。

その歩き方や室内でのはしゃぎよう、走りっぷりがゴンがチビだった頃にそっくりです。

だからまだパピーなのかしらん⁉️と思う一方で、とても落ち着いた表情を見せる時があり、そんな時は7歳位なのかなぁと思ったりもしています。

すばしっこく、瞬発性もジャンプ力もあるので散歩中にもし逃げ出したりでもしたら、もう二度と捕まえることはできないだろうとそう覚悟しています。

そのため、首輪もリードもダブル、そして首輪には名前や電話番号が入ったプレートが2つとGPS機能のついたAirTagをつけています。スマホから現在地位置を確認することができています。マイクロチップの登録も済ませました。ただし、これらは菜々ちゃんにきちんと装着されていてはじめて役立つお話なので、絶対に油断はできません。

ゴンも、そしてその前のランやシェリーも最期を我が家で看取ってやることができました。菜々ちゃんもできればそうしてあげたいと思っています。でも、この先どうなるかは自分自身にも予想がつきません。できるだけその努力をしたいと思います。



父の心臓と腎臓の数値があまり芳しくなくお正月からこちら数値が少しずつ悪くなっています。

食事制限をしようと思っても言うことを聞いてくれず、好きなものを好きなだけ好きな時に食べています。

先日受診時に、父は全くストレスを感じていないので、この生き方が一番良いと思われる、ストレスは病気に良くないと思うから、などと医療面でずっとサポートをしてくださっているお医者さんのお気持ちや立場を無碍にするようなことを言ってしまいました。それを口にすることで、多分ゴン兄が安心をしたかったのだと思いますが、お医者さんは首を傾けておられました。



菜々ちゃんが我が家にやってきてから、父が少し元気になりました。

ゴンを失ってからの父は毎日泣いてばかりおりました。お父さんの代わりにゴンが死んでくれた、をよく口にしていました。ゴンの名前を大きな声で叫ぶことも度々ありました。

今は菜々ちゃんにとても励まされ力づけられている我々です。

前を向く、というよりも、今日一日を精一杯生きている、感が強くあります。

明日の事はわからない。

今を生きている。

それでいい。

小さな命に教えられている毎日です。