10月10日を終了目標に、9月20過ぎに開始した所有群の巣切り。
目標より1週間遅れで昨日、やっと終了できました。
巣切りした巣箱を深夜までコツコツと蜜絞りするものの、作業は思うようにはかどりません。
連日、翌朝3時過ぎまで作業し、その後1時間、空き巣箱洗浄とミツロウ作りの後片付けの作業の毎日です。
セイタカアワダチソウが満開になった現在、巣切り作業だけでも完了し、やっと一安心です。
というものの、実際、まだこれだけの巣箱が蜜絞りを待っています。
あと1週間ほどは、深夜の作業は続きそうです。
今シーズン、グランパの採蜜作業にとても頼もしい強力な助っ人が現れました。
それは「電動遠心分離機」です。
ポーランド製「4枚掛け電動遠心分離機」です。
今まで使用していたのは2枚掛けの手動の分離器です。(下の青い道具。新しいものに比べるとまるでおもちゃのようです)
新しい道具は全自動で、表も裏も一度に自動で絞ってくれる優れ物です。
9パターンのプログラム設定があり、絞り時間・スピード等が選べます。
現在使っているのは、No1の基本パターンで、最短時間のプログラムです。それでも完璧に絞ってくれます。
(表面を正転45秒の後、逆回転で裏面75秒、再度正転に戻り表面30秒といった具合です)
作業は、巣箱から切り出した巣蜜を、手作りの枠に入れ、蜜蓋を除去し、分離機に投入するだけです。
あとは機械任せなので、グランパにとってはずいぶんな省エネになっています。
それでも現在、沢山の絞り残りがあります。
それは今年の蜜の糖度の低さが原因です。
今年の秋は例年より天候が不順で湿度が高く、どの巣箱の蜜も糖度が76%前後でサラサラです。
このままの糖度で瓶詰めしたら発酵は確実です。
80度の糖度にするためには、除湿部屋で4日間水分を蒸発させなければならず(我が家はこの方法で濃縮しています)、除湿器が24時間フル稼働です。除湿部屋の乾燥棚は常時満杯状態です。
そのために必然的に分離作業のペースが落ちているのです。
とはいうものの、今年の蜂蜜はどの蜂置き場も味が良く、最高な蜂蜜が採取できています。