もし、自分がひとりだったら | 解離性同一性障害当事者のブログ

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解離性同一性障害当事者の目線で、
病気のこと、日常を綴っていきます。

 

複数の人格がいる

というと

楽しそうだと思われるらしい。

 

私は、中の人達と繋がっていないので

コミュニケーションが取れない。

 

ノートやSNSに書かれた言葉で

なんとかその人の気持ちを察するしか方法はない。

 

もしかしたら

中の人達と同じ空間に居られて

会話が出来るのなら

楽しいのかもしれない。

 

楽しい

 

であって欲しいと思うのです。

 

自分にいつ交代するかわからない不安。

独りぼっちだという恐怖。

頼りになるものがない孤独感。

 

そして

1日は24時間ではない不確かさ。

 

1回交代してしまえば

1日がループするように繰り返される。

 

もし、自分がひとりであれば

このような悩みはなかったでしょう。

 

ただ、毎日を計画的に

(時に無計画に)

自分のやりたいように

(理不尽に耐えながら)

社会生活を送っていけばよいのですから。

 

髪を赤くして

好きな服を着て好きな車に乗り

自由に好きな人を作り

好きな場所で生きる。

 

疾患のせいで色々なことに制限が掛かる今とは

到底違う生き方があるのだろうと思います。

 

そういう生活を望む一方で

私は、会ったこともない中の人達を

大切に思っていたりもします。

 

基本さんのような繊細さ

Pさんのような優しさ

田中さん親子のポジティブさ。

 

私には欠けているそれらの良さが

「私たち」なのだと思うのです。

 

バラバラに、それぞれが好きなことをしていますが

なんだかんだで生きている。

 

 

自由になりたかった。

 

自分を傷付ける親から。

 

心まで奪われたくなくて、

私たちは自己を分離して

生き延びた。

 

自分ひとりだったら

こんな苦労は乗り越えられなかった。

 

自分がひとりだったら

という想像が出来るのは「私たち」だからです。

 

私はいつか、中の皆さんとお会いできるのも

想像して楽しみにしています。

 

友人になれることを期待しています。

特にPさん。

 

 

 

森風遊  このは

 

 

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