ワーキングプアや生活保護、
孤立死の本等を読んでいます。
内容を鵜呑みにするならば、
一番驚いたのは生保の受給配分でした。
実は報道程に若者の受給率は高くありません。
むしろ、下がっていて上がっているのは高齢者でした。
若者の場合、身内と確執があっても身内を頼れ、
明日、食べるものがなくても働ける体なのだからと、
水際作戦の対象となるそうです。
まだ、再起できるうちには追い返され、
ブラック企業でボロボロになってから、
ようやく生保の受給対象となるそうです。
その頃にはもう、生保の一時的な利用では働けないくらい、
心身を病んでいるのが実態なのだそうです。
また、自炊もままならないアパートのキッチンです。
必然的に買い食いが日常化し、
成人病まっしぐら・・というのも想像に固くありません。
自身、アラフォーに入ってから内視鏡検査を考えるようになりましたが、
寿命は延びても老化は止まりません。
出産を境にしてアトピーも出るようになったし、
免疫力の低下なんかも感じました。
確かに生保は甘えの代名詞にもなるかもしれない・・、
でも、世の中に生保の一時受給を立ち直りのきっかけにできない、
若者の孤立死が埋もれていることを有耶無耶にしてはならないと思います。
糖尿病で働けずに孤立死した従兄弟の報道はなされず、
事件性のない死亡で片づけられました。
ということはニュースにならないだけでどれだけ、
若者が孤立死しているのだろうと思います。
年金だって期待できない、
じわじわとしわ寄せが押し寄せてきているのがわかります。
今、立ち直りの制度と制度の間を繋ぐ仕組みが希薄なのが問題だと思います。