息子、娘たちの
七五三の着物。

処分することにする。
母が、女手一つで
昔からの風習に基づき
私が、肩身の
狭い思いをしないように
贈ってくれた。
そんなことを思うと
残しておきたいが
実家を片付けるついでに
乗っかることにした。
そしてこれは

21.2歳の頃
街中のPARCOに行って
なんかしらんひょこっと
その気になって
この、高価な着物を
突然買ってきた。
(まだ、現物なし)
慌てた母は
次の日、一緒に
PARCOに行って
お店の造りと
買った着物を見て
やっと、安心した。
右も左もわからぬ小娘が
騙されたと思ったらしい
これも
手放そう
そしてこれは

まだ一度も
袖を通してない。
しつけ糸すら、ついてる
結婚した時
着物とか着ないというのに
「たまに、お正月とか
着ればいいこと~」
と言って母が
持たせてくれたが
田舎の上
3人の子育て…
義父母の三度三度と
2度のおやつの世話…
どこをどう見ても
着れるわけない
手放すのは足止めした。
着物の好きな
お嫁ちゃんが
子どもが手を離れた時に
着てくれるかもしれないと
淡い期待を抱いて
取っておこう
前代からの
古い布団や座布団
お客をするための
数え切れない同じ食器も
(黙って
)
捨てる
(運び出すまで
見つからないように(笑))
気持ちが、スッキリ