斎場を出ると
そこは、満月だった。
あぁ
二ヶ月前の満月は
娘っこちゃん
のとこに
来たばっかりで
「帰りたい、帰りたい」と
ホームシックで
満月に吠えてた
次の満月には
赤ちゃんが、産まれて
幸せを噛みしめてた。
夕べ、見あげた満月は
人の、はかなさを思った。
私たちより
ずっと若い子が
黄泉の国へ戻った。
悲しみは、誰もが同じだけれど
次の仕度をするために
旅立ったと、考えるようにした。
今日、無事
荼毘に付したが
お通夜、葬儀・・・と
順を追い
最期、骨上げをした時には
みんなの心も
吹っ切れてたんじゃないかな。
日本のこのお葬式のあり方は
心の整理がつけるための
素晴らしい流れだと
今日、初めて気づいた。
☆…★☆°°★☆ 今日も、ありがとう。