最近は
昔々の「ふきのとう」を聴きながら
炊事をする。
キミと初めて会ったのは
柿の実色の、夕暮れ時だった。
初めてバンドとして
紹介された日…
キミと話すと
今まで私の中に秘めていた
おどけた部分が
どんどん、引き出されていった。
楽しい時間だった。
この歌を練習する時
どうしても、二人の歌い始めが
合わなくて
笑い転げて、練習したっけ…
かなりの時間を経て
恋人同士にも、なれたけど
結婚願望のなかった私の元を
キミは、去っていった。
私は、そのままでも
十分楽しかったのに
そのままでいたかったのに…
初めてキミを見た
初めて恋をした